2024年04月16日( 火 )

福岡運輸システムネット・山口元社長、国土交通大臣表彰を祝う会開かれる

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 福岡運輸システムネット(株)元社長で現最高顧問の山口善久氏(76)が「自動車関係功労者国土交通大臣表彰」を受けたのを祝う会が3月10日、福岡市のホテルニューオータニで開かれた。
 トラック運送業界などから約250人が出席。山口氏の顔の広さを映して遠く新潟県や東京から駆けつけた人も。

 発起人代表の眞鍋博俊福岡県トラック協会会長(博運社代表取締役会長)は「誰にでも分け隔てなく接する人。人手不足で物流業界が困難に直面しているなか、これからも山口さんの知恵を貸して欲しい」と祝辞。30年来の親交のあるというハマキョウレックスの大須賀正孝代表取締役会長(浜松商工会議所会頭)は、「(本社のある)静岡県ではスズキ自動車の鈴木修会長が80歳を超えても頑張っている。まだまだやってもらいたい」とエールを送った。
 お孫さんから花束を手渡された山口氏は、「多くの人に恵まれたおかげで今日まで来られた。もう少し業界のお手伝いをしたい」と挨拶した。

 国土交通大臣表彰は業界に功労のあった人に贈られるもので、2016年度はトラック業界で68人、福岡県では3人が選ばれた。

 山口氏は佐賀県生まれ。1959年に昭和自動車(現・九州西濃運輸)に入社してから60年近くトラック運送に一筋に従事。福岡運輸で同氏が新たに始めた一般貨物運送事業を冷凍輸送に次ぐ柱に育て上げた。業界活動にも積極的に関わり全国的な運送会社組織「JTPロジスティクス」を設立、長く代表を務めた。韓国釜山港に現地資本と合弁で物流会社「BIDC」を設立、韓国との交流に尽力している。

 

関連記事