2024年04月25日( 木 )

(株)コーセーアールイー、2017年1月期は売上高100億円突破

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 (株)コーセーアールイー(本社:福岡市中央区、諸藤敏一代表)は13日、2017年1月期の決算短信(連結)を発表した。
 これによると、17年1月の売上高は102億4,500万円(前期比29.4%増)、営業利益11億400万円(同41.5%増)、経常利益10億9,400万円(同58.2%増)、当期純利益6億7,700万円(同37.7%)となった。同社グループが属する分譲マンション業界においては、ローン金利の低下が住宅取得や不動産投資の需要を押し上げ、堅調な市況で推移。同社もこれを受けて、過去最高となる売上高100億円を突破した。

 セグメント別に見ると、「ファミリーマンション販売事業」では福岡市、久留米市、熊本市で3棟を完成させたほか、前期繰越在庫の引き渡しを進め、中古、戸建分譲地を含めて134戸(前期は106戸)を引き渡した。また、次期完成物件4棟の販売を行って順調に契約高を積み上げた結果、売上高44億850万円(前期比29.4%増)、セグメント利益5億3,013万円(同97.9%増)となった。
 「資産運用型マンション販売事業」では、福岡市で1棟を完成させ、1棟の仕入を行い、前年からの販売継続物件と合わせて236戸を引き渡したほか、中古物件102戸を引き渡し、合計338戸(前期は248戸)と大幅に伸長。その結果、売上高53億2,704万円(同43.7%増)、セグメント利益6億9,216万円(同44.1%増)を計上した。
 そのほか、「不動産賃貸管理事業」では売上高3億1,733万円(同1.7%増)、セグメント利益1億2,536万円(同13.6%増)に、「ビルメンテナンス事業」では売上高1億4,779万円(同30.1%増)、セグメント利益1億3,550万円(同308.9%増)となった。

 18年1月期の見通しについては、売上高118億2,500万円、営業利益14億3,000万円、経常利益13億5,200万円、当期純利益8億1,300万円を見込んでいる。

 また同日、18年1月期から20年1月期にわたる3カ年の「中期経営計画2017」の策定を発表。これによると、同社は福岡に拠点を置く専業のマンション分譲事業者として、適正な利益水準を維持しつつ、資産価値の高い商品の供給を継続することで、同社のマンションブランド「グランフォーレ」のイメージ向上を図っていく。また、同計画期間中に新規物件の供給・販売戸数をそれぞれ500戸以上に伸ばし、福岡No.1のマンションデベロッパーを目指していくとしている。数値目標としては、20年1月期の売上高141億1,100万円、経常利益17億1,400万円を見込む。

 

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