2024年04月16日( 火 )

世界を駆ける芸術家の融合

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 世界で活躍する画家であり詩人、そして、1,500回を超える一人演劇を手がける中島淳一氏。欧州を中心にソリストとして活躍の場を広げてきた黒木あすか氏。二人とも世界が魅了した芸術家である。その二人が培った芸術作品を融合させる。

孤高の芸術家が織りなす世界「中島淳一」 
×  欧州で磨かれた音声と演奏「黒木あすか」

 二人の芸術が大濠公園能楽堂でコラボする。黒木あすか氏の音楽は欧州で磨かれ、ソプラノの音声とフルートなどの演奏は繊細で優雅。多くの人を魅了し続けている。今回の舞台である能楽堂は声の通りもよく、楽しみである。また、中島氏の一人演劇は「釈迦」。舞台は古代インド、マガタ王国。ビンビサーラの子アジャセが釈迦に帰依するまでを大胆に脚色。人間の根底に横たわる深い闇をとおして、人間の実存と釈迦の言霊に肉薄する。そこに、黒木氏が奏でる音楽が加わり、幻想な世界を映し出す作品になるだろう。楽しみにして頂きたい。

<主催>
(株)データ・マックス

<日時>
6月23日(金) 午後6時開場 午後6時30分開演

<場所>
大濠公園能楽堂
(福岡市中央区大濠公園1-5 TEL 092-715-2155)

<出演者>
ソプラノ歌手   黒木 あすか
劇団エーテル主宰 中島 淳一
チケット:5,000円(税込)

<問い合わせ先>
(株)データ・マックス
福岡市博多区中洲中島町2-3
TEL:092-262-3388
担当:道山、矢野

<プロフィール>

中島 淳一(なかしま・じゅんいち)
 1952年、佐賀県唐津市出身。75~76年、米国ベイラー大学留学中に、英詩を書き、絵を描き始める。ホアン・ミロ国際コンクール、ル・サロン展などに入選。日仏現代美術展クリティック賞(82年)。ビブリオティック・デ・ザール賞(83年)。スペイン美術賞展優秀賞(83年)。パリ・マレ芸術文化褒賞(97年)。カンヌ国際栄誉グランプリ銀賞(2010年)。国際芸術大賞(イタリア・ベネチア)展国際金賞(10、11年)、国際特別賞(12年)、アートラベル金賞(15年)など多数受賞している。詩集「愁夢」、「ガラスの海」、英詩集「ALPHA and OMEGA」、小説「木曜日の静かな接吻」「卑弥呼」、エッセイ集「夢は本当の自分に出会う日の未来の記憶である」がある。また、一人演劇も手がけ、上演回数は1,500回を超え異色の芸術家として名を馳せる。福岡市在住。劇団エーテル主宰。

黒木あすか(くろき・あすか)
 宮崎市出身。4歳よりヤマハ音楽教室でピアノを始め、10歳でフルート、15歳で声楽を始める。宮崎県立大宮高等学校文科情報科、東京芸術大学音楽学部卒業後、ロータリー・マルチイヤー・スカラーとして王立ウェールズ音楽院大学院を卒業。欧州でソリストとして活躍。出演したオペラ団体は5団体、ステージ出演したオペラロールは19役に及ぶ。2008年-09年度のアイルランド政府奨学生として選抜され、ダブリン王立音楽院で学ぶなど音楽活動にさらなる磨きをかける。ラジオ・パーソナリティとしても活動しつつ、現在は、学校法人宮田学園、国際貢献専門大学校の特任教授も務め、音楽がもたらす幸せや素晴らしさを伝える活動を目指している。

 

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