2024年04月19日( 金 )

福岡市と韓国・釜山市、超広域経済圏形成なるか!?~「釜山ビジネス環境説明会」開催

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 福岡市からであれば、高速船で約3時間、飛行機なら約1時間で気軽に行けるお隣の韓国の釜山広域市(以下、釜山)。福岡市とは姉妹都市にもなっており、姉妹都市締結から今年でちょうど10年の節目を迎えた。
 その釜山のビジネス環境の説明や、実際に釜山を活用したビジネス事例等を紹介する「釜山ビジネス環境説明会」が9月1日、福岡市内のホテルで開催された。主催は、釜山市とKOTRA(大韓貿易投資振興公社)、後援は福岡市と(公社)福岡貿易会、福岡釜山フォーラムなど。

 会の開催にあたっては、まず主催者側の釜山市企画管理室室長の洪基浩氏が登壇し、「福岡市と釜山市の両市が1つの超広域経済圏の実現に向かっている今、さらなる発展に向けて取り組んでいきたく思います」と挨拶。また、この挨拶を受けて、福岡市経済観光文化局局長の高島収氏が「福岡・釜山超広域経済圏形成に向けた協力事業については、着実に進んでいるところです。今回の会が、両市にとってさらなる経済交流の足がかりになればと思っています」と、祝辞を述べた。

 会ではその後、KOTRAや釜山市の担当者が、韓国や釜山市の投資環境や、投資可能な10のプロジェクトの概況について説明。また、釜山港の開発や発展戦略、釜山市中心部の水辺エリアで進められる開発計画「釜山エコデルタシティ」の概況説明や今後の計画、最新の物流ビジネスモデルなどについて解説を行った。会場に集まった聴講者らは皆、それぞれの担当者らによる話を興味深そうに聞き入っており、その後に行われたネットワーキング晩餐会も含めて、会は盛況のうちに幕を閉じた。

【坂田 憲治】

 

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