2024年04月20日( 土 )

糸島初の小規模保育施設誕生とオリジナル婚姻届

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小規模保育事業開始

吉兼ビル:筑前前原駅からすぐと好アクセス

 2017年、糸島市では09年の合併以来初となる待機児童が発生。17年12月末時点での待機児童数は4名。この状況を改善すべく、市は糸島市では初となる小規模保育施設の新設を認可した。すでに4月1日開設予定の保育園が計画されている。
 計画されているのは「(仮称)小規模認可保育園りんでんの家」。保育園運営事業者は、アソカ幼稚園(所在地:糸島市前原東)の運営も手がける(福)法林会(本社:同所、笠 信暁理事長)。計画地は糸島市前原中央2丁目の「吉兼ビル1F」で、JR筑肥線「筑前前原」駅北口からすぐの場所だ。

 市の公表データによれば17年12月末現在での市の人口は10万730人を記録。世帯数は4万を超え、この内子をもつ夫婦のいる一般世帯における妻の就業割合は、子どもの年齢が0~2歳で約4割。同3~6歳で約6割と、どちらも全国平均を上回っており、市内における子をもつ共働き世帯の多さがうかがい知れる。市の小規模保育事業の開始・拡充により、早期の待機児童解消が期待される。

婚姻届けにひと工夫

二見ヶ浦の絵は市職員によるもの

 市は現在、結婚という人生の節目を迎えるカップル向けに、「糸島市メモリアル婚姻届」を作成・配布している。同婚姻届には市の観光名所でもある「二見ヶ浦の夫婦岩」が夫婦愛の象徴として描かれている。

 同婚姻届は、婚姻届と併せて配布される婚姻届の書き方や市の定住・子育て応援情報を掲載した「婚姻手続き早わかりブック『糸島市で始める暮らし』」の広告掲載料収入により作成されたため、公費負担ゼロを実現。ただし、配布枚数は18年度分は1,300枚のみとなるので、興味のあるカップルは事前に市役所に問い合わせたほうがいいだろう。

【代 源太朗】

 

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