2024年04月20日( 土 )

インフルエンザ・かぜ流行中 今、一番売れているかぜ薬は

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 インフルエンザが大流行するなど、かぜを引きやすいこの時期、売れているかぜ薬は――。
 マーケティングリサーチ業の(株)True Data(本社:東京都港区、米倉裕之社長)では、同社が保有する全国のドラッグストア、スーパーマーケットで購入する、約5,000万人の消費者購買情報を、ID-POS(購買者の情報と、購買時期・時間、店名、商品名、数量、購入価格を記録したデータ)で分析・統計化した、2017年10月~12月までの、市販のかぜ薬の購入個数ランキングを発表している。

 売上上位を見ると、ゼネル薬品工業(株)が販売する「小児用リココデS液 30ml」がトップで、2位には大正製薬(株)の「パブロンゴールドA 微粒 44包」、3位には全薬工業(株)の「新小児ジキニンシロップ24ml」の順。このほか、4位に第一三共ヘルスケア(株)の「新ルルA錠s 100錠」、5位には大正製薬が2位に引き続き、「パブロンSゴールド W錠 30錠」でランクインした。

 大正製薬は「パブロン」シリーズで、「パブロンSα錠 130錠」(6位)、「パブロンSゴールド W錠 60錠」(7位)、「パブロンゴールドA錠 210錠」(10位)と購入個数ランキング上位10品目中、5品目がランクインしており、大正製薬以外で、1社で複数品目がランクインしているのは、「新ルルAゴールドDX 30錠」(8位)のみ。市販のかぜ薬については大正製薬が大きなシェアを占めていることがわかった。昔から「かぜ薬は症状の緩和作用はあれど、完治する特効薬はない」といわれているなか、購入個数という精度の高いデータだけに、ランクインしている各商品は、高い薬理効果が期待できると見ていいかもしれない。

 

関連キーワード

関連記事