消費者庁、グリーンコープ連合に措置命令
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リン酸三ナトリウム溶液に漬けた羊腸をソーセージ類に使用していたにもかかわらず、化学的な合成添加物を不使用と表示したとして、消費者庁は27日、生活協同組合連合会グリーンコープ連合(福岡市博多区、熊野千恵美代表理事)に対し、景品表示法に基づく措置命令を出した。
消費者庁によると、同コープ連合は2016年6月13日~昨年3月18日までの期間、カタログ『GREEN』に、「グリーンコープのハム・ソーセージには化学的な合成添加物は一切使っていません」などと記載していた。しかし、使用された羊腸は、リン酸三ナトリウム溶液に漬けて加工されたものだった。
消費者庁は同コープ連合に対し、表示が実際のものよりも著しく優良である旨を一般消費者に周知することや、再発防止策を講じることなどを命じた。
取材で同コープ連合の担当者は、「フランクフルトの豚腸についてメーカーに確認してもらったところ、羊腸でいつの間にか、リン酸三ナトリウム溶液に漬けたものが使われていたことがわかった」と説明。「カタログでウインナーの中身についても合成添加物を使っていないと案内していたため、消費者庁へ報告した」と経緯を話している。
【木村 祐作】
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