2024年04月25日( 木 )

大分パルコ跡地の「祝祭広場」予定通り完成なるか

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 JR大分駅前、大分パルコ跡で市の事業推進のため、事前工事が進んでいるが、本体工事の着工は未定のままのようだ。最終提案で橋型クレーンを含む案が選ばれたが、その安全性をめぐって検証の必要性が生じたためだ。

 同地は市内の社会医療法人が病院移転のために、取得していたが、病院建設計画が頓挫。その後、大分市が購入し、「祝祭広場」となることが決まっている。

 大分市は公募により、事業設計の最適者を決定、6月には市民意見交換会を開催した。7月の再度の意見交換会後の工事着工を予定していたが、市は大阪北部地震や西日本豪雨の発生など自然災害が続いたことを踏まえ、新施設の安全性の検証を行うため、7月14日に予定していた市民意見交換会を延期している。

 市は8月中に最終的な設計書をつくり、市民説明会を開催。予定通り来年7月に完成させる計画で、7月26日から本格着工に向けた事前工事に着手している。大分市は「ラグビーワールドカップが開催される来年9月までに完成にこぎつけたい」としている。

 

【東城 洋平】

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