2024年04月23日( 火 )

臨床試験による高麗人参の機能性を確認

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

オンガネジャパン(株)

 大手中小の小売店向けに、韓国産食材を中心としたさまざまな食品の製造・卸・直販事業を展開する同社。近年は薬系・通販ルートで高麗人参を用いた健康茶の供給を拡大。安全性を含めたたしかなエビデンスを基に、高麗人参の有用性を訴求している。さらに若年層の学力サポートや栄養サポート素材としての有用性の解明に向け、臨床試験を重ねている。

健康・美容事業で社会貢献を

 同社は一般食品から調味料、健康食品まで、食に関する多種多様な商品の製造・卸・直販事業を柱としている。このほかショッピングモールでの自社店舗運営やネイル、ホワイトニングの一体化サロンの運営など、健康・美容に関わる事業を幅広く展開している。

 同社がとくに注力しているのが高麗人参。古くから高価な生薬として使われ、王朝や政府によって国家的に管理されていた。江戸時代には「人参の行水(高価な薬の朝鮮ニンジンを煎じた汁を行水でも使うようにたくさん飲用すべきとの意味で、あらゆる手だてを尽くして治療することをたとえる)」という言葉があったほど。

 同社では約1,500年前から高麗人参が自生し、栽培地としても特産地として知られている韓国・豊城(プンギ)産を採用。100年以上の歴史をもつ現地生産法人との連携で、6年間栽培した「6年根」を皮ごと自然乾燥させ、現地のGMP認定工場で加工した「紅参」のエキス原料を使用。サポニン(ジンセノサイド)を始め、炭水化物、アミノ酸類、各種ビタミン・ミネラルを豊富に含み、高麗人参では最高級の品種とされており、さまざまな機能性が確認されている。

自社ブランド立ち上げ若年層に啓発へ

 近年同社では、高麗人参の機能性・安全性のデータ取得に取り組んでいる。2016年から高麗人参の関与成分の定量・定性化を確立するための成分分析および、記憶機能に関わる臨床試験を実施。有意性の示唆と安全性の担保について確認している。

 この結果を踏まえ、同社は自社健康食品ブランド「528」を立ち上げた。「中高年だけでなく、若年層にもさまざまな試験を実施し、安全・安心を確保している」とし、学生などの若い世代にも必要な栄養補助食品として、学習塾や教育機関への展開を進めている。

 今後は通販事業による自社商品の拡販のほか、臨床試験のデータを活用した機能性表示食品の届出も視野に入れており、「今後も高麗人参を健康と勉強をサポートする栄養素材として、地域社会に貢献できる普及啓発を進めていく」としている。

<COMPANY INFORMATION>
オンガネジャパン(株)

所在地:山口県下関市長府港町10-63
TEL:083-246-3005
FAX:083-246-3006
URL:http://www.ongane.co.jp
事業内容:一般食品、健康食品などの製造・卸販売

関連キーワード

関連記事