2024年04月20日( 土 )

『日本が売られる』&オールジャパン学習会

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介する。今回は現在の日本では新種の金権政治がはびこっていると警鐘を鳴らす10月11日付の記事を紹介する。


堤未果さんが新著を出版された。
『日本が売られる』(幻冬舎新書)
ベストセラー間違いない。と言うか、すでにベストセラーになっている。

「日本が売られる」とのタイトルだが、売っているのは誰か。売っているのは日本政府=安倍政治である。あとがきで、国家戦略特別区域法及び構造改革特別区域法の一部を改正する法律案の附帯決議について触れている。
附帯決議に「民間議員が私的な利益の実現を図って議論を誘導し、利益相反行為にあたる発言を行うことを防止する」
「特定企業の役員や大株主が審議の主導権を握ることを防ぐため、直接利害関係を有する時は、審議や議決に参加させないことができる」
の2点が明記された。
堤氏は、「日本の切り売りを止めようと声をあげた心ある議員たちを、私たちが後押しする番だ」と述べる。

日本の貴重な資源が外国に売られている。売っているのは、私たち主権者の代表者であるはずの政府なのだ。
自国を売る政治を「売国政治」と呼ぶ。新著は売国政治の事実を詳細に主権者国民に知らせてくれる貴重な資料である。わが身だけでなく、子や孫の世代の日本を憂慮する市民必読の書である。

オールジャパン平和と共生は、10月15日月曜日の午後4時から衆議院第一議員会館の多目的ホールで学習会を開催する。
タイトルは

「私たちの命の源が危ない
 -水・種子・食の安全を守ろう!-」

だ。
命の源である「水」が売られ、命の源の食料の源である「種子」が売られている。そして、私たちの食の安全が根底から破壊されつつある。
堤さんの新著は、私たちの深刻な疑問に対して、詳細な事実を摘示し、その影響を詳細に伝えてくれる。
今回のオールジャパン学習会と問題意識が重なっている。
私たち主権者が知識と意識と良識をもって行動を起こしていかないと、取り返しのつかないことになる。
日本人であるのに、ハゲタカ外資の手先に成り下がる者が続出している。実入りが多いからなのだろう。
「いまだけ、金だけ、自分だけ」の三だけ主義の欲得亡者が私たちの日本を破壊し尽くそうとしているのだ。現実に起きていることを知り、市民が連帯して、悪徳欲得亡者を排除してゆかねばならない。

※続きは10月11日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「日本が危ない!スポーツ芸能に誘導される多数市民」で。


▼関連リンク
・植草一秀の『知られざる真実』

関連キーワード

関連記事