2024年03月29日( 金 )

「私たちの命の源が危ない」オールジャパン学習会開催

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 NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介する。今回はハゲタカ主導で日本の制度変更が強行されていると訴えた10月16日付の記事を紹介する。


10月15日月曜日の午後4時から午後6時半の日程で衆議院第一議員会館の多目的ホールにおいてオールジャパン学習会を開催した。平日昼間の時間帯にもかかわらず、200名近くの市民の方の参加を賜った。
用意した資料が足りなくなってしまい、資料をお渡しできなかった方が多数出てしまったことを深くお詫び申し上げたい。

学習会タイトルは
「私たちの命の源が危ない
 -水・種子・食の安全を守ろう!-」
で、3名のすばらしい講師の先生からご講演を賜った。

会場予約の労を立憲民主党常任幹事会議長で衆議院議員の川内博史議員の事務所にお願い申し上げた。
川内議員は学習会の冒頭から参加下さり、挨拶を頂戴した。
また、すでに本ブログ、メルマガでは、気鋭のジャーナリストである堤未果さんの新著を紹介させていただき、学習会当日も学習会のテーマに沿う執筆内容であることを紹介させていただく予定にしていた。

『日本が売られる』(幻冬舎新書)

その堤未果さんの夫である、同じく立憲民主党の川田龍平参議院議員が学習会に参加下さり、堤さんの新著の紹介も兼ねてのご挨拶を賜った。
学習会はオールジャパン平和と共生運営委員で弁護士の佐久間敬子氏の司会進行で執り行われた。最後の質疑応答では、同じく運営委員の安田節子氏がコーディネーターを務められた。
学習会冒頭、オールジャパン平和と共生の最高顧問をお引き受け下さり、この運動を全面的に支援くださっている前日本医師会会長の原中勝征氏からご挨拶を賜った。

学習会のテーマは
「私たちの命の源が危ない-水・種子・食の安全を守ろう!」
だったが、原中氏はこのようなテーマの学習会を開催しなければならないこと自体は、大変悲しむべきことであると話された。
しかしながら、現実に起きていることを十分に知るために学習会を通じて市民が情報を共有することが非常に大切であり、市民による運動によって「平和と共生」の政治を実現するため、みなで力を合わせて行動してゆくことの大切さを強調された。

川内議員からは、嘘とごまかしと隠ぺいと開き直りの安倍内閣が長期化し、2019年には安倍首相の首相在任期間が戦後最長、さらに日本の議会政治史上最長になる可能性があることが指摘された。そのような不名誉な歴史を残さぬためにも、2019年夏の参院選で安倍政治を打倒する勢力が結束して大勝利することの重要性を強調された。

講演では3名の講師から、水、種子の問題を中心に、非常に密度の濃い、問題提起、解説、対応策の提示が示された。
講演のトップバッターを務められたのは拓殖大学教授の関良基氏である。
関氏は長野県の出身で江戸時代末期に立憲政治の重要な提案をした赤松小三郎氏についての著書も公刊されている。
明治以降の日本政治の体制を「長州レジーム」と命名し、明治維新とは長州レジームによる日本政治転覆の行動であったことを明快に解析されている。
講演では「社会的共通資本としての水」のテーマで、水道民営化の誤りをわかりやすく解説くださった。

※続きは10月16日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「市民が知られざる真実を知り連帯して行動する」で。


▼関連リンク
・植草一秀の『知られざる真実』

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