「第3給食センター」整備運営、ジーエスエフグループが落札
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福岡市は26日、今年3月29日に入札公告を行った市内3カ所目となる「第3給食センター」の整備運営事業について落札者が(株)ジーエスエフ(東京都新宿区)を代表企業とするグループに決定したと発表した。落札価格は約128億円。
新たに整備される「第3給食センター」は、福岡市西区今宿青木の約2万6,874m2(建物敷地面積:約1万3,000 m2)を事業用地とし、調理能力は日に1万5,000食程度。PFI法に基づいて事業者が施設の設計および建設を行い、市に施設の所有権を移した後、維持管理・運営業務を行うBTO方式により進められる。事業期間は、2035年3月末まで。
今回の入札では、ジーエスエフグループのほか、(株)東洋食品(東京都台東区)を代表企業とするグループからも入札書類の提出があったが、調理体制や衛生管理、働きやすい職場環境づくりなどの項目でジーエスエフグループの提案のほうが高い評価を受け、落札者となった。福岡市では、中学校および知的障がい特別支援学校の給食提供を行っていた市内4カ所の学校給食センターについて、老朽化や衛生管理の向上、食物アレルギー対応食の提供といったさまざまな課題を一元的に解決するため、10年10月に「福岡市学校給食センター再整備基本構想」を策定し、市内3カ所に新しい学校給食センターを再整備する事業を進めてきた。すでに14年9月に「第1給食センター」(博多区東平尾)が、16年8月に「第2給食センター」(東区香椎浜ふ頭)がそれぞれ供用を開始している。
3カ所目となる「第3給食センター」は今後、今年12月下旬に事業契約を締結後、19年度に施設の設計・建設を行い、20年8月下旬の供用開始を予定している。【坂田 憲治】
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