2024年03月28日( 木 )

【衝撃スクープ】官兵衛ゆかり「圓應寺」の副住職が弟子に長期間の暴行~ラジオ番組では「人生相談」

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言いがかりをつけて木刀や金属棒で殴打

 黒田藩の藩祖・黒田官兵衛にゆかりのある浄土宗「圓應寺」(円応寺/えんのうじ)の副住職が、修業にきていた青年(当時20歳)を、およそ1年半に渡り暴行していたことがわかった。

 副住職はテレビや新聞にたびたび登場する地元の名士。RKB毎日放送のラジオ番組でレギュラーを務めながら、青年への暴行を続けていた。被害にあった青年は何度も大けがを負わされ、医者からはPTSD(心的外傷後ストレス障害)の診断も受けている。

27日朝、三木英信副住職に直撃取材した
福岡市中央区の一等地にある圓應寺

 青年に躾(しつけ)と称した暴行を続けていたのは、黒田官兵衛の正室が開基したとされる浄土宗の古刹「圓應寺」(福岡市中央区大手門)の三木英信副住職。「ミスをした」「嘘をついた」などと言いがかりをつけ、修行中の青年を素手や木刀、金属製の棒などで殴打、さらに蹴りを加えるなどして、一方的に暴行を加えていた。空手家でもある副住職からの暴行によって青年は骨が欠けるほどの重い傷を負っている。

木刀や金属棒で殴打された跡
内出血した脚

 被害にあった青年は版画を通じて仏教に興味をもち、2016年3月から寺に通い始めたという。暴行が始まったのは、その年の夏頃から。最初は素手による殴打だったが徐々にエスカレート。今年5月には血だらけで意識朦朧となりながらタクシーで帰宅し、そのまま病院に緊急搬送され、頭部打撲や頚部腰部打撲傷などの診断を受けている。

 今年6月、両親は福岡県警に被害届を提出。すでに正式に受理されており、捜査が続いているものと見られている。

加害者の副住職はRKBラジオで「人生相談」

RKBラジオ「よなおし堂」Twitterより。
この画像の当時、副住職は「人生相談」に応じながら
青年に暴行を加えていた

 暴行を続けていた三木副住職は、日本文化の伝承を目的とするNPO法人の理事長として活動しており、たびたびマスコミに取り上げられるほどの名士。地元のRKBラジオで毎週水曜日放送の「よなおし堂」という番組にレギュラー出演し、リスナーからの人生相談を受けている。

 27日朝、直接話を聞こうと三木副住職を直撃したところ、不愉快そうに「迷惑なんですよ」とひとこと――。取材拒否のまま、逃げるように寺の建物に入ってしまった。

 三木氏の父である同寺の住職にも話を聞こうとインターホンを押したが、対応に出た副住職の妻は「警察を呼ぶ」として取材を拒否している。

【特別取材班】

 

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