【圓應寺事件続報】止まらなかった副住職の暴行、寺は見て見ぬ振り
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1602年に創建された黒田官兵衛ゆかりの浄土宗「圓應寺」(福岡市中央区大手門)で発覚した暴行事件。同寺の副住職が修行にきていた青年に1年半にわたって日常的な暴行を加えていたが、寺の内部では暴行の事実を把握しており、三木英信副住職の妻が被害者側に非を認めていたことがわかった。
加害者である三木副住職の妻と被害者の保護者がやりとりしたメールの記録である。
いずれも最後の暴行が行われた後に副住職の妻が被害者青年の母親に発信したメールだ。「もっと○くんがやられる」「手が出始めたころ」「手を挙げてしか伝えられなかった」。副住職の妻は、暴行を加える夫を止めることができなかったことを悔やんでいる。
関係者の話によれば、副住職の妻はもちろん副住職の父である同寺の住職も、住職夫人も、過激になる一方の暴行を目の当たりにしながら、止めようともしなかったという。
仏の道を教える寺の内部で繰り返された蛮行――。事件化するまで事態の進行を黙認した圓應寺の関係者も、厳しくその責任が問われることになる。
【東城 洋平】
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