2024年04月25日( 木 )

【圓應寺暴行事件】圓應寺の三木和信住職、三木英信副住職らが併設の空手道場関係者に口止め工作

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 浄土宗・圓應寺(福岡市中央区)の三木英信副住職による弟子に対する暴力事件。NetIB-Newsでは、三木副住職がかつて、圓應寺に併設された空手道場「日本正剛館空手道士会 福岡本部 圓應寺道場」(正剛館・圓應寺道場)において、道場に通う児童に対して常軌を逸した暴力指導を行っていた過去を報じた(関連記事はコチラ)。

 この記事については、NetIB-Newsに「まさしくあの状況を目撃した」「実際はもっとひどかった」などの投稿や情報提供などが複数寄せられているにもかかわらず、日本正剛館空手道士会(総本部:兵庫県姫路市)の理事長も務める三木和信住職と、息子の三木英信副住職がとった行動は、僧侶としても武道人としても道を外れたものだった。

最前列、椅子に座った向かって左側の人物が三木和信住職
(日本正剛館空手道士会・理事長)

 記事が掲載された12月25日の翌26日夜、三木和信住職と三木英信副住職は、児童への暴力指導が行われていた当時に同道場に子どもを通わせるなどしていた関係者らに電話し、「NetIB-Newsの記事内容は嘘だと証言してほしい」と、虚偽証言を求める依頼をしていたことがわかったのだ。電話を受けた家族らは、「巻き込まれたくない」と証言を拒否していた。

 「そもそも、英信(副住職)が非常識な暴力指導を行っていたのは空手関係者に広く知られた事実。それを『なかった』と嘘の証言をさせようというんですから、あきれると同時に怒りを感じました」(県内空手道関係者)

 三木英信副住職は私立佛教大学(京都市)の空手道部出身で、全日本空手道連盟(全空連)公認の5段位を取得している。しかし、空手未経験者の素人に対して空手有段者が暴力事件を起こすことは、「絶対にあってはならないこと」(空手関係者)。三木副住職が弟子に対する暴力事件で起訴されたことを受けた全空連は、正剛館福岡本部に聞き取り調査などを行ったとみられ、三木副住職の公認段位をはく奪する可能性もあったが、三木親子は先手を打つかたちで全空連の登録を更新しないことを決めている。これによって三木副住職は2019年の春以降、全空連公認段位を失うことになった。

 2020年の東京オリンピックでは空手が初めて、追加種目として採用された。メダルが有望な代表候補選手である西村拳選手(22)は福岡市出身の「イケメン空手家」として注目を集めているが、県内空手道関係者らはこう危機感を募らせる。

「オリンピックは、マイナー競技だった空手が注目を集める千載一遇のチャンス。そんな大事な時期に、よりによって西村選手の出身地で空手スキャンダルを起こすのは、あまりにも危険すぎる。すでに県内空手道関係者の間からは正剛館を排除すべしとの声も出始めている」

 NetIB-Newsでは、三木副住職が空手指導者時代に繰り返していた、「鬼畜」的行為について取材を進めている。全国の空手道関係者らに衝撃を与えるのは間違いない「三木副住職の過去」は、年明け早々にお伝えする予定だ。
 

 

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