2024年04月21日( 日 )

平成最後の三が日 無事の一年に祈りを込めて

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 豪雨や猛暑、台風続きだった旧年よりもよい年に。――平成最後の新年、神社では今年一年の平穏無事を祈る人も多かったことだろう。
 今年の三が日、初詣の参拝者数はどうだったのか? 福岡県下の神社5社に聞いた参拝者の推計は以下の通り(かっこ内前年比)。

 博多どんたくと並ぶ例大祭で知られる櫛田神社。三が日は15万人以上(以下、人数は推計)が参拝に訪れた。初詣もそうだが、1月は企業からの祈願もあって忙しくなるという。
 住吉神社は未集計だが、今年までの4年間、三が日は天気に恵まれているとあって初詣客が少なかったと感じることはなく、むしろ「今年は多い」との印象をもったという。

 全国的にも知名度の高い太宰府天満宮は約223万人と最も多くの初詣客が訪れた。前年に比べると8万人減少したというが、それでもなお圧巻の数字。新年1月2日にはNHKの人気番組「ブラタモリ」のスペシャル版で取り上げられるなど大々的なメディア露出もあった。境内に掛けられた絵馬に、受験生の「最後のお願い」が綴られるのもこの時期の風物詩だ。

 久留米市の高良大社は12~13万人。平成30年1月まで改修工事が行われていた影響で、平年並みとはいえ増加した印象だったという。
 日本三大八幡や福岡三社の1つに数えられる筥崎宮。今年は九州大学が完全移転してから初めての三が日だったが、参拝者は55万人で平年並み。3日に行われた玉せせりには約5万人が訪れた。

 8日から始まった十日恵比寿神社(福岡市博多区)の正月大祭(11日まで)。商売の神「恵比寿さま」のご利益にあずかろうと多くの参拝客が訪れた。

十日恵比寿神社の正月大祭

 7日の住吉神社(福岡市博多区)の神門前。今年一年の会社安全、社業繁栄を祈願してもらおうと団体の参拝客が列をなした。

住吉神社神門前

【小栁 耕】

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