飯塚をグローバルに~20年超におよぶ留学生支援(後)
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(一社)飯塚友情ネットワーク 縄田 修 理事長
民間ボランティアとして20年以上にわたり、留学生の支援活動を続けてきた(一社)飯塚友情ネットワークの縄田修理事長。留学生支援とともに、米・サニーベール市との交流支援にも尽力してきた同氏に話を聞いた。
サニーベールとの友好都市協定締結
――サニーベール市との青少年交流支援について教えてください。
縄田 2013年12月、飯塚市はサニーベール市と友好交流関係協定を締結しました(※)。サニーベール市が日本の都市との友好都市提携を希望しているというのを知ったのは、13年4月のことでした。グローバル化における人材の育成が課題だと考えていた私は、シリコンバレーにあるサニーベール市との交流は、飯塚の将来のためにもチャンスだと思ったのです。サニーベール市との友好交流関係協定を締結すべく、伊岐須小学校の梶山校長(当時)や嘉穂東高校の校長、飯塚市などに強く働きかけた結果、多くの協力を得て協定締結に至りました。
毎年、飯塚の中学生がサニーベールへホームステイしています。サニーベールでの交流を経て、ホームステイ参加者からは「将来はシリコンバレーで働く」「テクノロジー企業で働くために勉強する」といった感想が聞かれました。シリコンバレーは非常に刺激的な場所ですので、彼らにとっても貴重な経験となったようです。――今後の活動の抱負をお聞かせください。また、飯塚市や市民の皆さまへ一言お願いします。
縄田 将来的にはベンチャー企業育成、交流、支援活動も強化していきたいですが、まずは青少年育成に集中し、広く市民レベルに発展させていきたいですね。今後の活動をより良く素晴らしいものとするためには、多くの方々の力が必要となります。これからを担う青少年のため、そして飯塚市の将来のためにもご協力をよろしくお願いいたします。
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(了)
【永上 隼人】※友好交流関係協定は3年間の期限付き(16年12月19日まで)だった。両市の市議会において、友好都市から姉妹都市への発展が「全員一致」で決議され、16年12月1日付で姉妹都市協定を締結した。
<プロフィール>
縄田 修(なわた・おさむ)
ナワタ消化器外科医院 院長
九州工業大学 客員教授
1995年に(一社)飯塚友情ネットワークを設立し、飯塚の留学生支援を行う。2006年に飯塚国際交流推進協議会を設立、会長を歴任。現在福岡県内10大学で構成される海外インターンシッププログラム「Breakthrough アジア突破」の支援も行う。関連記事
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