2024年03月29日( 金 )

【統一地方選2019】久留米市議選 「たつだ立つ!」~新人・立田礼司氏

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 統一地方選の後半戦、久留米市議選(4月14日告示、同21日投開票)に立候補を決めた立田礼司氏。

 久留米出身ではない立田氏は、熊本で育ち、関東での生活を経て福岡市へ。その後、前職で支社長として赴任した久留米で暮らすようになった。

 定年までの10年間、久留米での生活を通し、久留米市民の温かい人柄に魅了されたという立田氏は、久留米という土地がもつポテンシャルに惹かれ、一生この地に住み続けることを決意したという。

 「久留米は文化の街。筑後川水系が生み出す豊かな自然、耳納連山の輝く緑、多くの文化・芸術家を輩出している文化都市。それらを生み出しているのは久留米市民そのものではないでしょうか。久留米出身ではない私だからこそ、久留米という文化都市を守り続けた久留米市民の偉大さがわかります。名実ともに久留米市民の仲間入りを果たさせていただき、市民の皆さまとともに久留米の今と未来に責任をもって生きていきたいと思い、久留米市議選への出馬を決意しました」と語る立田氏は、市議選に向け、3つの政策を掲げている。

 1つ目は、「安全で安心なまちづくり」。立田氏は前職のセキュリティ会社で、住民の「安全」と「安心」を守り続けてきた。そんな立田氏は「昨今、日本全国で自然災害が発生しています。一昨年の九州北部豪雨では、筑後川の支流が氾濫し、朝倉市や東峰村などで多くの方々が被害に遭われました。筑後川が流れる久留米市も常に自然災害の脅威にさらされており、市民を守るためには『天変地異に強いまちづくり』が必要です。そのためにも、強固な地域コミュニティをつくり上げることが大事です。また、地域コミュニティをつくることが、子どもやお年寄り、障がい者の方々を守る、温かいまちづくりにもつながります」と語る。

 2つ目は、「農業を軸に活性化」。久留米の農業は質も量も申し分ないが、競争力の強化がまだまだ必要だと考える立田氏は、徹底したマーケティングを行い、産地オリジナル商品を開発、「メイドイン久留米」のブランドを確立して世界に向けて売り出すことが重要だと考えている。そうすることで「『農業をやりたい』『農産物を使った商品づくりに携わりたい』という若者が増え、農業従事者に活気が出て、街の活性化にもつながります」と立田氏。

 3つ目は、「少子高齢化に対応した都市」。少子高齢化が進むなか、今後はAIなどの最新技術を駆使し、生産やサービスを維持拡大させていくことが重要となる。立田氏は「久留米には元気な高齢者の方々が多い。AIを導入することで、職に就けない方でも無理なく働ける環境をつくり、市民の皆さまの生きがいを生み出す仕組みをつくっていきます。また、十分ではない高齢者や障がい者の方々に配慮したインフラの再構築も必要です」と訴えた。

 立田氏は「これらの政策を実現するためには、税金の使い道を見直すことが必要です。本当に必要なところに優先して配分しなければなりません。私は『市民の皆さまの何でも相談屋』でありたい。不安、悲しみ、口惜しさ、怒りなどの市民の皆さまの声を市政に反映させていきます」と、力強く意気込みを語った。

 同市議会議員選挙の定数は前回(15年4月26日投開票)の38名から36名となる。

関連記事