2024年03月28日( 木 )

全日本港湾労働組合が平日ストライキ指示~平日では22年ぶり、影響未知数

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 15日、全日本港湾労働組合が22年ぶりとなる平日ストライキを実施している。11日に行われた春季の労使交渉で、組合側は最低賃金の引き上げなどを要求していたが、産業側が誠実に回答しなかったとして交渉は決裂。14、15日の48時間ストライキを加盟する全国の港湾労組に指示していた。

 同労組は、ストライキ中の業務は原則行わないとしているが、郵便物のような国民生活に支障をきたすものや食料品などの腐りやすいものに関しては荷役の判断を任せているほか、離島航路に関しても認めているという。

 前回の平日ストから22年が経過しているが、輸送量が増えた一方で荷主が自社倉庫で在庫を持たない傾向にあるなど環境が変化。その影響は、「フタを開けてみないとわからない」としている。

【小栁 耕】

関連記事