2024年03月29日( 金 )

AI活用型オンデマンドバス「のるーと」~アイランドシティで4月25日から運行開始

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
 

 西日本鉄道(福岡市博多区)(以下、西鉄)と三菱商事(東京都千代田区)は共同で、福岡市東区のアイランドシティ地区でAI活用型オンデマンドバス「のるーと」の運行を開始する。運行期間は、4月25日から1年間。運行エリアはアイランドシティ地区内と、アイランドシティ地区からイオンモール香椎浜、もしくは千早駅間を結ぶルートで、専用アプリを用いて配車予約を行うことで利用できる。

 「のるーと」に決まったダイヤはなく、乗客のリクエストに応じて効率的なルートを選びながら運行する新たな輸送サービスとなる。アイランドシティ内に乗降場所となる46カ所の「ミーティングポイント」を設置し、5台のマイクロバスを運行。1台あたり、乗客9名が乗ることが可能となる。運賃は、アイランドシティ内は大人1名200円で、アイランドシティ-イオンモール香椎浜間は300円、アイランドシティ-千早駅間は400円。

 利用方法は、専用アプリから乗車地・目的地を設定して配車予約した後、指定されたミーティングポイントで乗車し、運転士と予約番号確認を行って運賃を支払い、目的地付近のミーティングポイントで降車するというもの。配車受付時間は朝6時から夜10時までで、当日の予約のみ。

 「のるーと」の名称の由来は、九州の方言である「乗ると」と、AIがルートを導き出すという意味の「Know Route」を掛け合わせたもの。事業主体となるのは、西鉄と三菱商事が共同出資して2019年3月に設立した「合弁会社ネクスト・モビリティ」。

【坂田 憲治】

関連キーワード

関連記事