鉄道係員に対する暴力行為、昨年度は169件発生~67%が飲酒状態
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大手民鉄16社(東武、西武、京成、京王、小田急、東急、京急、東京メトロ、相鉄、名鉄、近鉄、南海、京阪、阪急、阪神、西鉄)で平成30年度に発生した鉄道係員に対する暴力行為の発生件数は、前年度から5件減の169件だった。
暴力行為の発生時間帯は深夜(午後10時~終電)の時間帯が83件と最も多く、加害者の飲酒状況は「飲酒あり」が全体の67%にあたる114件(飲酒なし:37件、不明:18件)だった。
主な発生場所はホームが71件(42%)、改札62件(37%)、車内18件(10%)、暴力行為発生の原因は「理由なく突然に」が56件(33%)、「酩酊者に近づいて」が49件(29%)、「迷惑行為を注意して」が29件(17%)、「その他」が29件(17%)だった。
集計を行った日本民営鉄道協会は「ここ数年、暴力行為が減少しているのは、全国の鉄道事業者による啓発ポスターの掲出、警察官の巡回や警備員の配置などが功を奏している。しかし、依然として暴力行為は多発しており、引き続き啓発ポスターの掲出などを実施していく」としている。
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