ミドリムシ摂取で免疫機能向上と精神的健康感の改善可能性を確認
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神戸製鋼グループの(株)神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区、粕谷強社長)は4日、東京薬科大学との共同研究で同社が供給する微細藻類「ユーグレナ(ミドリムシ)」由来の機能性原料「ユーグレナEOD-1」摂取により、免疫機能向上と精神的健康感の改善につながる可能性があることを確認した。
試験は健常者にユーグレナグラシリスEOD-1株またはプラセボ食を1日当たり500mg、4週間摂取させ、免疫力の評価として、唾液に含まれる免疫抗体で病原体やアレルゲンの侵入を防止する働きをもつ「分泌型免疫グロブリンA(IgA)」と、ユーグレナがもつ有効成分「パラミロン」に反応する抗パラミロン抗体(抗EOD1PM IgA)を測定。このほか、健康関連QOL「SF36v2(臨床試験などで国際的に使用されている健康状態調査票)」を用いて評価した。
結果、ユーグレナグラシリスEOD-1株を摂取した場合、プラセボ食と比べ、抗パラミロン抗体が向上。さらに健康関連QOLの評価では、精神的側面サマリースコア(活力、社会生活機能、心の健康などの精神状態を示すスコア)が改善されることが確認された。同研究成果は5月22日に国際科学雑誌「Nutrients」に掲載されている。
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