2024年04月19日( 金 )

「夏場における車内温度の変化」~JAFが検証映像の視聴呼びかけ

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 日本自動車連盟(JAF)福岡支部は、炎天下の車内に残された乳幼児の死亡事故が繰り返されていることから「夏場における車内温度の変化」を検証した映像の視聴を呼びかけている。

 検証は、気温35度の駐車場に、車体の色やサンシェードの有無、窓を開けているなど、条件が異なるミニバン5台を駐車した状態で各車両の車内温度を測定。また、白色の車両で熱中症指標計を使い、熱中症指数の計測を行った。検証映像はJAFホームページ「JAFチャンネル:ch1実験・検証」で公開している。

 その結果、エアコンを使用していない車両の車内最高温度はいずれも45度を超え、車体が黒で窓を閉め切った車両は57度、ダッシュボードは79度に達した。また、熱中症指数は窓を閉め切った状態で、エンジン停止後15分で人体に危険なレベルに達することがわかった。

 JAFは「映像を視聴することで、いかなる対策を講じても車内温度の上昇は防げないことを理解していただき、数分間であろうと絶対に車内に幼い子どもを残さないようにしてほしい。子どもの命を守るのはドライバーの責務」としている。

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