東海大駅伝部対象の臨床試験でアスタキサンチン摂取の有効性を確認
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アスタリール(株)(本社:東京都港区、西田光德社長)は17日、東海大学医学部・体育学部・医学部付属東京病院との共同研究で天然アスタキサンチンの摂取が、筋肉疲労の軽減に有効であることを確認した。
試験は、2018年8月~10月に東海大学陸上競技部中・長距離ブロック(駅伝部)に所属する1~3年生の男子学生30名を対象に、サケやエビなどの甲殻類などに含まれる赤橙色のカロテノイド「アスタキサンチン」を含有するカプセル(フリー体アスタキサンチン換算量として1日12mg)を服用する群と、アスタキサンチンを含まないプラセボカプセルを服用する群に分け、各8週間摂取。採尿、採血、バイタルサイン、問診のほか、ウェアラブル端末(装着型の測定端末)による活動量の測定を行った。
結果、アスタキサンチンカプセル摂取群は、摂取8週後において、問診による「疲労の回復速度」「筋肉痛」「身体の重さ」が有意に改善、あるいは改善の傾向を示した。また、筋肉損傷と関係がある血清中のクレアチンキナーゼ(CK)は、プラセボ摂取群より有意に低い数値を示し、アスタキサンチン摂取による持久力向上や筋肉損傷軽減に期待できることが示唆された。本臨床試験結果については、6月15日の「第19回日本抗加齢医学会総会」で発表されている。
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