設立以来最大のプロジェクトで地域と経済を活性させる

2019年7月5日 12:00

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　（株）コーセーアールイーは、福岡都心部を中心に、長崎・熊本・鹿児島・大分の4県、広島・東京・神奈川の各県に、自社ブランドの「グランフォーレ」シリーズの新築分譲・資産運用型マンションを供給してきた。「理想の住まいへ飽くなき挑戦」の理念で供給されてきたグランフォーレマンションは、住宅品質や立地などで高い評価を得ている。

　5月、同社にとって最大規模となるマンションプロジェクト「（仮称）グランフォーレ千早駅前」の始動が発表された。同プロジェクトは、西鉄貝塚線・西鉄千早駅、JR鹿児島本線・千早駅から徒歩4分という好立地に、地上15階建・総戸数504戸のツインタワーレジデンスを供給するもの。物件の完成予定は2020年12月で、完成後は投資家へ分譲される。2棟合計で100億円以上の売上高が、21年1月期以降に計上される見込みだ。

　現在、博多駅周辺の発展とともに千早駅周辺を含めたJR沿線で単身向けのニーズが高まっているが、「千早駅周辺は単身向けの賃貸ニーズが高いにも関わらず、供給が限られている」（同社）といい、同プロジェクトがそのニーズを満たす一助となるだろう。

　さらに同プロジェクトは、設計監理・施工ともに福岡の地元企業との協業で進められる。同社の諸藤敏一社長は常々、「地場の企業が共存共栄できる仕組みづくりを、弊社の事業を通して実践したい」との考えを示してきたが、500戸クラスの物件を、地場のマンションデベロッパーと設計会社、ゼネコンで完結できるのは、“地場力”が相応に高まってきていることの証左だといえよう。

　現在、再開発の進行によって緑豊かな住環境や商業施設、交通インフラなどの整備が急速に進んでいる東区・千早エリア。このエリアに同社の新たな「街を創るプロジェクト」が加わることで、街のさらなる活性化に寄与することが期待される。