2024年03月28日( 木 )

アイスクリームが主食のイベント「アイスクリーム万博 あいぱく」がマリノアシティで開催~濃厚、風変わり……全国から100種以上のアイスが集結

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 「アイスを食べる取材がある」と聞いて、甘いもの好きの筆者がウキウキ気分でやってきたのがマリノアシティ福岡(福岡市西区小戸)。九州最大級と称されるこのアウトレットモールの南の広場に特設会場を設けて、本日19日から28日まで「アイクリーム万博 あいぱく」が開催されるのだ。福岡で開催されるのは3年ぶりで、前回は大丸を会場としていた。筆者が訪れたのは18日に行われた報道関係者向けの試食会だ。

 全20ブース、提供される商品の種類は実に100種類以上という贅沢なイベント。そのなかで筆者が口にしたのは、べつかい乳業興社の「べつかいのアイスクリーム屋さん バニラ」と東京の和栗専門店・和栗やが提供する栗薫(くりかおる)アイス。

べつかいのアイスクリーム屋さん(バニラ)

 別海町は北海道の東で根室に近く、その一帯は根釧台地と呼ばれ酪農が盛んな地域でもある。特産品に味、香りが濃厚なチーズや牛乳が並ぶ地域で、「べつかいバニラ」もそんな地域の特色が出た商品。とにかく牛乳の味が濃厚な一品だった。

栗薫アイス

 栗薫を提供する和栗やは、自社で2ha(約6,000坪)の栗畑を所有する栗菓子専門店。実食するとまさしく栗を丸々食べていると思えるほど濃厚な味わい。単価が1つ650円という高級感もうなずける。

日本アイスマニア協会理事長・アイスマン福留氏

 あいぱくの開催に協力する(一社)日本アイスマニア協会理事長のアイスマン福留氏は、「今増えているのは、専業とは別にアイスクリーム製造を始める事業者が増えていること。市場としても拡大している」と現況を説明する。「今のアイスクリーム市場は、コンビニの登場でいつでもアイスが買えるようになったことで通年商品となり、夏に体を冷やす機能性以外の役割が求められた。そこで商品として大人向けや高級感といったちょっとした贅沢を味わう商品が出てきている」

 開催期間中は、カップの商品だけでなく実際に目の前でつくるパフェのタイプや鉄板の上で「巻く」アイスなど、実演販売も含めた20ブースが立つ。福留氏曰く、「朝から3つも5つもアイスを食べられる、そんなアイスが主食で楽しめるイベント」である本イベント。100種類以上の商品が並び、毎日でも楽しめること請け合いだ。

【小栁 耕】

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