2024年03月28日( 木 )

江戸時代から続く老舗和菓子の13代目、酒気帯び運転で逮捕

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 福岡県警中央警察署は7月24日、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで、福岡市中央区の会社経営者・松江光容疑者(49)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は7月23日午後11時55分頃、福岡市中央区港3丁目付近の道路を、酒気帯びの状態で普通乗用車を運転していた疑い。アルコール検査の結果、呼気1Lあたり0.24mgのアルコールが検出されたという。同社は、「対応できるものが近くにいないため、コメントは差し控える」としている。

 松江容疑者は江戸時代から続く老舗和菓子「鶏卵素麺(けいらんそうめん)」で有名な、松屋利右衛門の当代(13代目)。初代・松屋利右衛門はポルトガル伝来の南蛮菓子の製法を学び、鶏卵素麺の名で製造・販売したことで有名であり、鶏卵素麺は日本三大銘菓の1つとしても数えられていた。

 しかし、11代・松屋利右衛門が1957年に設立した(株)松屋菓子舗は、経営不振にともない2012年に自己破産。その後、鶏卵素麺の製造は、(有)薩摩蒸氣屋(鹿児島市)が松屋菓子舗の工場を買収し、「元祖鶏卵素麺 松屋」として生産を再開していたが、その一方で当代・松屋利右衛門が「松屋利右衛門」の屋号で別に鶏卵素麺の生産を再開していた。

【長谷川 大輔】

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