ゆめマート青山オープン　北九州市八幡西区

　（株）イズミ（本社：広島市東区、山西泰明社長）は26日、北九州市八幡西区にゆめマート青山をオープンした。同社が運営するゆめマートとしては北九州市で3番目の店舗。グループ会社の（株）ゆめマート北九州（旧・スーパー大栄、本社：北九州市八幡西区、松本淳社長）もゆめマートを展開しており、合わせると北九州市で11店と両社合わせてのドミナントが固まりつつある。

　ゆめマート北九州では同じく北九州市八幡西区の「ゆめマート永犬丸店」を立て替え中で、8月下旬オープン予定。

　開店を前に、先頭客への記念品贈呈やイズミ山西社長らによるテープカットが行われ、予定の午前9時より5分程早く開店。山西社長と末政友敬店長は、そのまま入り口脇で入店客の出迎えを行った。

　店舗は、駐車場から見て左側の入り口から入り、右回りに客動線が流れるよう、ワンウェイコントロールを想定したレイアウトになっており、最終コーナーとなる店舗右手前の角は冷凍食品を配置。冷蔵ケースはリーチイン式で、省エネ、低コストを意識したつくりになっている。

　入口すぐの直営ベーカリーでは、一押し商品だという「A級カレーパン」の揚げ立てなどが豊富に並ぶ。

　入り口正面の主通路沿いには、青果、惣菜、突きあたりに鮮魚と並び、青果は、地場の若松野菜もそろえている。惣菜は店内厨房を広くとり、商品の約8割を店内製造。売れ行きに応じてタイムリーに“出来立て”を提供するのが同社店舗に共通した取り組み。他社との差別化とともに、食品ロスの低減にも寄与している。

　鮮魚は近郊の芦屋漁港直送のものを取り扱い、鮮度に自信をもつ。塩干物や加工品も豊富にそろえ、翌27日が土用の丑の日ということもあり、鰻の蒲焼きが大量に売り出されていた。精肉コーナーでは4～5等級の国産牛を重視し、品ぞろえは地域トップクラスだという。

　同店舗は星琳高校に隣接していることで高校生の小腹需要も想定し、スナックシリアルバーなどの品ぞろえを拡充した。

　今後敷地内に「むさしの森珈琲（カフェ）」が7月30日、「東龍軒（ラーメン）」が8月初旬にオープン予定となっている。

【吉田　誠】