2024年04月20日( 土 )

ライオンズクラブ337-A地区 明るい未来をつくるために(5)

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2017-18年337-A地区 特命報道委員 和田 耕司氏(2)

 ――自己顕示欲まみれのガバナー選出の流れを断ち切り、”We Serve”の理念を実践するガバナーの選出を行うためにはどうすべきか?和田さんのご見解をお聞かせください

 和田特命報道委員(以下和田) 第一・第二副地区ガバナーに就いた者は、ガバナー就任が約束されているので、それらの選出には関心がありません。問題なのは、第二副地区ガバナー選出において、立候補者が複数名出馬し、選挙になるケースで、これについては調査し、熟考を重ねることが必要です。

 選挙になった場合、指名選挙委員会が結成され、指名者は3名から5名のメンバーで構成されます。ガバナー出馬表明の手続き締切日は、2019年12月25日ですので、その60日前の決定が必要です。その際、選挙委員会のメンバーは、地区委員であってはなりません。それが、一番大切な事項です。

 ――選挙委員会メンバーが地区委員であってはならない理由とは

 和田 地区委員では、立候補者の管理などできないからです。なぜなら「知らぬ、ぞんぜぬ」の事なかれ主義で、実質的な実務能力を有していないのです。さらに、元ガバナークラブなどでは、ビジター出席者が立候補者を売り込むことに関し、実質黙認状態で、全員とは言いませんが、裏金などの金品を受け取っているのです。要するに、現在の制度は有名無実化しているのですよ。

 ――ガバナー選挙の出馬を表明した立候補者も、当選するために必死になりますね

 和田 そうです。自身が当選したい一心で、ほかのことに気を回す余裕がありません。1つでも多くのクラブを訪問し、自分の意見を述べ、候補者を支援者がさらに後押しする流れです。

 第2回キャビネット会議は19年11月11日の開催が決定しています。11月11日から1カ月間は、代議員や有力会員へ各々のPR誌を届けるなど、選挙戦が本格化する時期です。

 この時期は、それぞれの候補者が多くの人材を必要とし、ハードワークが必要となります。しかしながら、この時期からガバナー選出までの間、すべてのクラブ例会を訪問するのは、不可能に近いことです。よって、すでに水面下で活動が行われており、それを咎める会員は、ほとんどいません。

 ――ルール通り真面目に活動する立候補者は不利ですね

 和田 その通りです。真面目な立候補者は落選します。もちろん、「いい加減」「でたらめ」ではいけませんが…。

 繰り返しますが、11月からクラブ訪問を完了させるには、現実的に2021年3月までの期間を要します。すでに、次(2020-21年)の第二副地区ガバナー選挙は終わっています。つまり、1日でも早く動いた立候補者が有利になるのは明白です。

 活動は高い品格や品性を感じさせるものでなければなりません。幾度もそういうシーンを見てきて、また当事者でもあった私の実感です。

 今回、出馬を目されている候補者は2名だと聞いています。そのうちの1人は過去、自己顕示欲のために要職に就いたとされています。自己顕示欲にまみれた欲望の塊のような人物は、ガバナーの資質がありません。

(つづく)
【河原 清明】

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