2024年04月25日( 木 )

NYダウ平均株価と日経平均株価の連動性を検証する

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 【表1】を見ていただきたい。NYダウ平均株価と日経平均株価の推移である。朝方に終わったダウ平均株価が上昇すると日経平均株価は上がるといわれるが、はたして、それは本当に根拠があるのだろうか。4月からの推移表で検証していくことにしたい。

※クリックで拡大
※クリックで拡大

~この表から見えるもの~

 朝方に取引を終えたダウ平均株価は、前日比+372.68ドルの2万6,728ドル15セントと大きく値を上げて、取引を終えている。その流れを受けて9月6日の日経平均株価も、前日比+113円63銭の2万1,199円57銭と、値を上げて取引を終えている。

・ただ、8月30日のダウ平均株価がプラスで終えたものの、9月初日である2日の日経平均株価は、前日比マイナスで連動していなかった。

 9月2日のダウ平均株価は祝日休場だったが、9月3日の日経平均株価は前営業日の8月30日を引き継いでプラスとなっている。

・9月3日のダウ平均株価は前日比▲285.26セントの2万6,118ドル02セントと値を下げたものの、日経平均株価は前日比+23円98銭の2万0,649円14銭とわずかではあるが値を上げて取引を終えている。

・9月4日のダウ平均株価は前日比+237.45ドルの2万6,355ドル47セントと大きく値を上げた流れを受けて、9月5日の日経平均株価も前日比+436.80円の2万1,085円94銭と、2万1,000円台を回復している。9月の連動率は3勝2敗の60%となっている。

<まとめ>

 今期に入った4月から9月6日までの営業日数は106日で、68勝38敗で、連動率は64.2%となっている。数字の上からも、ダウ平均株価と日経平均株は連帯していないのがわかる。【表3】の通り、九州地銀の株価もまちまちの動きをしており、やはり、参考程度とするのが無難のようだ。

※クリックで拡大
※クリックで拡大

【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】

関連記事