スシローの居酒屋「鮨・酒・肴 杉玉」　10店舗目オープン

　（株）スシローグローバルホールディングス（本社：大阪府吹田市、水留浩一社長）が手がける居酒屋業態「鮨・酒・肴 杉玉」が9月18日に「鮨・酒・肴　杉玉　京橋」（大阪市都島区）、同26日に「鮨・酒・肴　杉玉　モレラ東戸塚」（神奈川県横浜市）と、2店舗を続けてオープンさせた。これで同業態の店舗数を10店とした。

　「鮨・酒・肴 杉玉」はスシローが回転ずし業態で培った、仕入れルートや店舗運営ノウハウをつぎ込んだ、小規模の居酒屋業態。その店舗規模から駅前や商業ビルなど都市型立地への出店を可能としており、17年の1号店以来、都市圏でテスト店舗を展開してきた。同業態の多店舗化のメドが立ったことから、19年より店舗展開の本格化を表明。20年9月期に16～20店、21年9月期に27～33店の出店を計画している。

　小型店で落ち着いた雰囲気の店内ながら、価格帯はスシローの仕入れルートを活用することにより、多種多様なメニューを299円からというお手頃価格で楽しむことができる。アルコール類も屋号の由来ともなっている日本酒を中心に豊富に揃っている。

　スシローグループでは、従来の郊外立地の大型店舗の開発余地が限られていることから、新業態への取り組みを進めてきた。商業施設のフードコートなどには「スシローコノミ」業態を開発し、8月30日には4号店「スシローコノミ心斎橋オーパ店」（大阪市中央区）をオープンさせるなど、出店余地の拡大を目指しテスト展開を続けている。

【吉田　誠】