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2019年10月03日 16:45

北九州市の産廃業者、廃棄物の過剰保管で市が指導

 北九州市小倉南区で積替え保管を含む産業廃棄物の収集運搬を手がける業者が、市から許可を得ている量を超える廃棄物を保管しているとして、市から減量するように指導されていることがわかった。

 現場を見た人は「所定場所以外にも大量の廃棄物が溜まっている」と話し、山積みになった廃棄物に周辺住民から苦情が出ているという。

 産廃の過剰保管が指摘されているのは、「(有)アメニティ」(同区母原)で、同社は市から許可を得て、産廃の収集運搬(積替え保管)を行っている。

 積替え保管とは、運搬中に廃棄物を車からいったんおろして一時保管と積替えを行うこと。収集運搬業者は通常、工事現場などで運搬車両に廃棄物を積み込み、原則的にその日のうちに処分場に直行し、処理業者に引き渡さなければならないが、積替え保管の許可があれば、処分場に持ち込む前に所定の場所で有価物と無価物に選別したり、廃棄物を一定量貯めてから運搬したりすることで効率化を図ることができる。ただし、いったん降ろされた廃棄物は7日以内に処分場に持ち込まなければならず、それ以上の保管を認めていない。

 アメニティが許可を得ている一時保管量は216m3だが、現場写真を見ると廃棄物の多さが見て取れる。保管場所を確認したという同業者は「許可の数十倍は溜まっていた。数カ月溜め込んだのではないか」と話す。

 取材に対し、市は「マニュフェストを提出するように指示し、保管量を確認する」としたうえで、「決められた保管場所の外にも廃棄物が確認された。目視でもはるかにオーバーしている」と違反を認めている。

 市によると、許可を更新した昨年1月時点では異常はみられなかったが、今年6月の立ち入り調査で廃棄物の超過を確認。次回の立ち入り調査までに、減量するように指示していたが、9月中旬に訪れた際に改善が見られなかったため、10月末までに適正量まで減らすように指示したという。

 同社が事業を停止した場合、廃棄物処理法上、最終的に排出事業者の責任となる。市は9月末時点で、同所への廃棄物の搬入が停止したことをアメニティに確認している。

【東城 洋平】

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