2024年04月20日( 土 )

輝かしき生徒たちの汗の結晶 誇るべきヒガシの戦績がずらり

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OBのプロ選手の関連グッズも展示!

ビクトリーロード

 ゆったりとした空間が広がる玄関ホールの左奥に緩やかに弧を描く全長20mほどの「ギャラリー」がある。「ビクトリーロード」とも呼ばれるここは2007(平成19)年、学園創立65周年・高校創立55年記念事業として着工した新校舎建設の設計当初から計画に盛り込まれた。1965(昭和40)年、全国高校総合体育大会で9期生の梅谷忠吉氏がボクシングでチャンピオンに上り詰めて以降、さまざまなスポーツで輝かしい戦績を残してきた生徒たちを顕彰するのが目的だ。ここを訪れると、ショーケースに整然と並べられた優勝旗や盾、トロフィー、カップ群に圧倒されるだろう。

 特筆したいのが全国大会の優勝旗だ。次の大会開催時に返還しなければならないものもあるが、それまでは飾っておけるため大会が集中する春や冬の時期はラグビーやサッカー、バレーなどの優勝旗が一堂に揃うことがある。その光景は壮観で、全国でもあまり見ることができないかもしれない。高校生陸上アスリートとして注目を浴び、2018年のブエノスアイレス・ユース五輪で日本勢唯一のトップとなった出口晴翔くんの金メダルも飾っている。

 また、同校出身のプロ選手、サッカーの長友佑都氏や野球の田中賢介氏、村田修一氏、吉村裕基氏、ムエタイの石井一成氏らの関連グッズも見逃せない。

 一方、ここ20年ほどで目覚ましい結果を出している大学・大学校の合格者名の掲示も圧巻だ。2019(平成31)年度は京都大学を筆頭にした国公立大学、早稲田、慶応をはじめとする私立大学の合格者2,000名(複数校合格者含む)を出したが、そのすべての名を書道家の教師が手書きしている。

 ここは「文武両道」を謳うヒガシを象徴するスペースといえるだろう。

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