坪1,300万円の値がついた 天神のホテル用地
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これまで、福岡市内で「坪1,000万円」の値がついたのは、博多駅徒歩圏のホテル用地が中心だったが、天神のホテル用地でも当然のように1,000万円を超える価格で売買が行われたようだ。
高値での売買が行われたのは、天神3丁目の天神センタービル跡地。高田屋(大阪市中央区)が所有していた245坪の土地で、今年1月に三栄建築設計を筆頭とするメルディアグループのMAI(東京都新宿区)が取得し、140室のホテル計画が進められている。
いかに天神とはいえ、大通りから1つ入った立地で1,300万円という高値がついたことに、ホテル開発を手がける会社社長は、「以前に比べればたしかに高いが、この立地なら利回りはでるはず」と話す。
外国人観光客の増加によるホテル不足を背景に、市内中心部ではホテル開発ラッシュが続いている。1,000万円を超える高値がついたのはいずれもホテル用地だ。2015年末の入札で、サムティが取得した博多駅前2丁目の土地で坪単価が1,000万円の大台を超えたことは記憶に新しい。その後、博多駅周辺で矢継ぎ早にホテル用地を取得したアパホテルも、取得価格は坪1,000万円超といわれており、用途をホテルに限れば、すでに「坪1,000万円」は珍しいものではなくなったようだ。
【永上 隼人】
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