2024年04月19日( 金 )

生鮮3品の充実を図った久留米市国分町の業務スーパーが好調

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 福岡県久留米市国分町に8月オープンした業務スーパーが人気を集めている。JR九大本線の南久留米駅から徒歩15分、ロードサイド店が立ち並ぶ好立地の場所でもあるが、人気の理由は安さと品ぞろえにあるようだ。約300坪の店舗には、業務スーパーが取り扱う冷凍食品や加工品、調味料、パンなどに加えて、精肉や鮮魚、野菜を豊富にそろえている。この生鮮3品の充実が、支持されている理由でもあるようだ。

 業務スーパーは、(株)神戸物産(本社:兵庫県加古郡稲美町、沼田博和社長)がFC本部として展開する食品スーパーで国内に約800店舗を展開している。海外工場からの直接仕入れや自社工場でプライベートブランド商品(PB)の開発、また、店舗では段ボール陳列などの工夫を凝らし運営コストを低く抑える。こうした企業努力によって低価格での商品提供を可能にする仕組みを構築している。

 対象は主に飲食店など食のプロであるが、一般消費者も商品を購入することができる。小麦やバターなどの輸入品の価格上昇から国内でも食品の価格が上昇、消費増税の影響もあり、消費者の財布の紐は固くなっている。こうした状況下で、業務スーパーは価格に敏感なユーザーや消費者からの支持を得て堅調に業績を伸ばしており、今後の動向にも注目したい。

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