2024年04月18日( 木 )

埼玉県の産廃業者2社に許可取消処分

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 東京都は1月23日、廃棄物処理法に基づき、埼玉県にある産廃業者2社に産業廃棄物収集運搬業許可の取消処分を下した。

 取消処分を受けたのは、(株)ティーケイ(埼玉県久喜市、小坂恵美代表)、(株)トランシア(埼玉県幸手市、小堀一馬代表)の2社。

 調べによると、ティーケイの小坂代表は2019年2月、埼玉県久喜市が発注した廃棄物処理業務をめぐる贈収賄事件に絡み、贈賄容疑で逮捕。同年7月に懲役刑(執行猶予付)が言い渡され、刑が確定していた。トランシアについては、同社役員のうち1名の懲役刑(執行猶予付)が確定。これにともない、2社は廃棄物処理法に規定する許可の欠格要件に該当するため、今回の措置となった。

 ティーケイは昨年10月31日に株主総会の決議により解散が決定。今年1月20日に解散登記が行われており、現在は清算手続が行われている模様。トランシアは現在も事業を継続しているが、同社の小堀代表は取材に対し、「現在、事実関係確認のため、社内調査を行っている」としている。

【長谷川 大輔】

関連キーワード

関連記事