2024年03月28日( 木 )

【ギャンブラー代の話題をビタ押し!】競技化するパチスロ、Pスポーツは定着するのか

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 パチンコ・スロットメーカーのサミー(株)は、自社の人気スロット「ディスクアップ」を競技用にカスタマイズした専用筐体「超ディスクアップ」を使って、ビタ押し※のスピード・正確性などを競う「超ディスクアッパー選手権」を開催中だ。

※ビタ押し:パチスロで狙った図柄を1コマのズレもなく止めること。

 2020年1月より東京、大阪、福岡の三会場で順次予選大会が行われ、20年2月22日、いよいよ決勝大会が開かれる。並みいる“ディスクアッパー”たちを抑え、見事頂点に君臨した者には、同選手権の主催者であるサミーの名前にちなみ、優勝賞金331万円が贈られる。

 遊技人口の減少に歯止めがかからないなか、サミーはパチンコ・パチスロの新たな可能性を提案することで、大衆娯楽としてのパチンコ・スロットの復権を目指し、今回の「超ディスクアッパー選手権」を開催した。遊技におけるスキル(技術)に着目した取り組みで、同社はこれを今までにない新しい競技カルチャー『Pスポーツ』と定義している。

 ゲームのスキルを競うものでは、『eスポーツ』が先行して世界的な人気を獲得している。大会によっては、優勝賞金が数十億円規模のものもあり、“プロゲーマー”という職業を目指す者も現れている。

 Pスポーツも同様に人気を博し、遊技業界の盛況に一役買うことができるのか。サミーにPスポーツの今後の展開について問い合わせたが、「現状、個別のご質問についてはご回答いたしかねます」とのことだった。

 一遊技ファンとして、新しいパチンコ・スロットの楽しみ方である『Pスポーツ』の発展に期待したい。

【代 源太朗】

関連キーワード

関連記事