2024年03月30日( 土 )

福岡スタンダード石油が福岡武田ビルを取得

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 10日、福岡市博多区下川端町の福岡武田ビルを福岡スタンダード石油(福岡県久留米市)が取得していたことがわかった。

 昭和通りに面した福岡武田ビルは、製薬会社・武田薬品工業の福岡支店が入居する地上9階、地下2階建のオフィスビル。構造は鉄骨鉄筋コンクリート造、延床面積は9,824.36m2で、1970年に竣工した。福岡市営地下鉄・中洲川端駅から徒歩3分、呉服町駅から徒歩6分の場所にあり、周辺はオフィスビルや飲食店が多く立地。演劇場・博多座や商業施設・博多リバレインモールにも近い。

 武田薬品工業は、2019年3月に子会社・武田薬品不動産とともに不動産事業の一部を吸収分割し、大阪本社ビル(武田御堂筋ビル)など21の資産は新設会社が所有していた。なお、新設会社の株式は同月、米・グリーンオークリアルエステートが500億円超で取得していたとみられている。

 福岡スタンダード石油は、13年12月に福岡市の複合商業施設・ゲイツを約100億円で取得。15年8月には天神・西通りのコインパーキング跡地を取得し、アップルストアが入居する建物を開発した。18年6月には福岡・天神の商業施設・ミーナ天神など3棟を約260億円で取得していた。

【永上 隼人】

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