2024年04月21日( 日 )

フランス元首相が舌鼓を打った会席を味わえる~海峯魯が4月末までサミット会席コースを提供

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 (株)春義は「海峯魯」にて4月末まで、「7カ国元大統領首相によるパネルサミット」と題し、代表取締役兼料理長の渡辺康博氏が1月に上海で各国元首脳に振る舞った料理を提供する。

昼食会招待状

 「1月10日、上海にて各国の元首脳が出席するサミットの昼食会の料理を担当しました」。今回、同氏がこの大役に選ばれた理由は「出席国の一員であるフランスから日本料理でというリクエストがあったが、上海で適任者が見つからず、距離的に近い九州にいる同氏が「以前に吉兆で勤務し、日本国内でG8サミットが開催された際に料理を担当した経験がある」ということで、中国の主催者側から白羽の矢が立てられたとのことだ。日本国内でサミットが開かれる際には、吉兆が料理を担当しているという。

 同サミットには日本のほか、フランス、ブルガリア、マルタ、ハンガリー、北マケドニア、マリの各国の元大統領または元首相などが参加しており、主に一帯一路に関係する諸国であったという。鳩山由紀夫元首相が参加したが、あいにく所要のため会議のみ参加し、昼食会は欠席したようだ。会場には上海の一等地である南京西路に位置する高級ショッピングモール「恒隆広場」内の「蟹の九代目」が選ばれた。

 渡辺氏は「日本を代表して自国の文化、和食を海外で各国要人に披露する」という自負をもって臨んだが、外務省在外公館およびJETROの現地事務所の担当者からあまり理解を得られず、また昼食会においても日本のみ公的機関の担当者やメディア関係者が来ていなかった点が大変残念であったという。
 会後、各国大使館から出張料理の依頼、中国含め海外から合弁事業の提案を受けているというが、相手側とより対等なパートナーシップを結ぶためにも、また日本の文化、和食を継承し広めていくためにも、日本政府の理解と支援を求めたいとしている。

 (株)春義は福岡市に「海峯魯」のほか、「海山邸」「海山邸 福鈴」「海山邸 天神店」「暖炉」「Giardino」「ワイン食堂リコロソ」の計7店舗を展開している。

 「海峯魯」のサミット会席コース(フルコース<雅>、ミニコース<扇>)は要事前予約(2名~、福岡市博多区博多駅東2-10-16 川辺ビル2F、TEL:092-433-3355)。

【茅野 雅弘】

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