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2020年04月04日 07:00

「コロナにおびえてどうするか」我が道を信じて挑戦する~芝浦グループホールディングス新地哲己会長兼CEOの経営信条(前)

東京進出でグループ組織の質的大転換

新地 哲己 会長

 「コロナ恐慌」という逆風に「我が道」を貫き、敢然と立ち向かっている稀有な経営者がいる。それが新地哲己会長である。

 新地会長は「九州だけで勝負していても始まらない」と決意し、2018年6月、東京に活動の拠点を移した。東京進出の際のデモストレーションが派手で豪快だった。港区芝1丁目に自社ビル2棟を購入して大々的にアピールした。この2年間で東京において300億円に迫る不動産を購入・また契約を行っているようだ。動きが敏速で、かつ投資金額がケタ違い。

 新地会長は「さすが東京だ。九州と比較して情報量がまるで違う。九州の不動産売却情報も一度、東京に集まり福岡にバックされることがわかった。また取引金額の桁が2つ、3つ違う。たとえば福岡での不動産取引額は50億円が最大額だが、東京では50億円からがスタートである」と語る。

 今回の取材前に「芝浦グループが400億円近いガス発電所を買収する動きがある」と耳にした。

 早速、その情報の真偽を新地会長に聞いてみた。「私たちのグループには電力販売会社がある。安定的に電力供給することが問われるので発電所を欲しいと思っていたところで商談には応じた」と率直に経緯を語ってくれた。諸般の事情でこの商談は流れたのだが、特筆すべきことは同グループには500億円クラスのビジネス案件が続々と打診されており、臆することなく商談に応じているという事実だ。「コロナ恐慌」によるマイナスの影響は皆無であり、チャンスとなりつつある。

5年先は見えている

 新地会長には力みのかけらもない。「5年先が見えている。年商500億円規模には到達できる。少なくとも4年後の売上高400億円達成に王手をかけている状態だ。人さまができない領域を果敢に挑戦していくのが経営者としての私の信条である」と淡々と語る。

今一番、心がけていることは
(1)CEOとして未来へのビジネスの選択を誤らないこと
(2)継承すべき自身の事業ノウハウを社長、経営幹部、社員たちに伝えていくこと
である。

 「太陽光発電のシバウラ」「ホテルニューガイアのシバウラ」と短期間でブランドを確立させ、新しい「未来業種」の開発に余念がない。太陽光発電の売却資金でさまざまな事業投資を行っている。

 関連会社に「ニューガイアモータース」がある。この会社が「メガスーパーカーモーターショー」を開催してきたことで一躍、注目を浴びている。新地会長には世界のメガスーパーカー買い付けにおける「日本のドン」という異名が定まった。ドバイの王室一家とは家族ぐるみの付き合いをしているとか。

 500億円の事業規模のなかには農業・キウイフルーツの栽培・販売が安定し始めた。2016年から手掛けているが、今年から60億~70億円単位の事業規模に向かってすすみ始めた。 

 同グループは当初より健康産業には着手してきた(酸素ルームを取り扱い)。最近では幹細胞治療にものり出し、医療法人も立ち上げる段階となった。『120才の寿命の提供』が社会的役割と誓い、万全な準備をしたうえでのスタートである。

 さらに「大ホームラン事業」としての酸化マグネシウム生産・販売事業である。一度、プラントの実験制作の過程で事故が発生した。そこから不屈の闘志で立て直して行政からの許可を得た。この事業には無限の市場が待ち構えている。この市場を上手につかめば500億円事業がちっぽけなものになる可能性も秘めている。

(つづく)

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