ソフトバンク(株)が2020年3月期決算を発表~LINE(株)の経営統合などから増益に
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11日、ソフトバンク(株)が2020年3月期決算を発表した。営業利益(前年同期比11.4%増)、税引前利益(同8.7%増)当期純利益(同2.3%増)といずれも増益となった。同社は増益の要因として、Zホールディングス(株)とLINE(株)の経営統合にともない、Zホールディングス(株)株式のグループ内譲渡により生じる譲渡益に対応する法人所得税を195億円計上したことなどを挙げている。
中核の通信事業では移動通信サービス、ブロードバンドサービスがいずれも増益となっている。スマートフォンの累計契約数はソフトバンク、ワイモバイル、LINEモバイルいずれも前年度から増加し、計205万件増(対前年度比9%増)の2,413万件となった。ほか、法人向けのソリューションビジネス、ヤフー事業なども含めいずれも増益となった。
今後についてだが、同社は11日にライブ中継で実施した決算説明会において、ソフトバンクショップの短縮営業により新規ユーザーの獲得数は減っているものの、解約数も減っているという。また、リモートワーク、オンライン授業により日中の通信量が大きく増えており、大容量のデータを使うことに慣れてくることが予想され、今後、『メリハリプラン』などの大容量プランがふさわしい状況になっていくとの見通しを示した。
【茅野 雅弘】
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