2024年03月29日( 金 )

開発加速の横浜みなとみらい21~超高層ビル、アリーナ、ホテル続々(前)

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超高層MM37タワー

(仮称)みなとみらい21中央地区37街区
開発計画の完成イメージ

 神奈川県横浜市の西区と中区にまたがり、ウォーターフロントの新しい街並みが広がる「みなとみらい21」地区。地区の南側、桜木町駅からほど近い横浜三菱重工ビルに隣接する「(仮称)みなとみらい21中央地区37街区開発計画」(以下、MM37開発計画)が、今年4月に着工した。

 パナソニックホームズ(株)、鹿島建設(株)、ケネディクス(株)が出資するSPC・(同)KRF48が事業主体となり、2023年1月の竣工を目指す。17年3月に三菱重工業(株)がKRF48に売却した本開発用地は、都市の国際競争力強化のため市街地整備が有効とされる「特定都市再生緊急整備地域」(全国13地域)に指定されており、国土交通省の民間都市再生事業計画に4月24日付で認定された。

 横浜ランドマークタワーやぴあアリーナに近い「(仮称)MM37タワー」は、敷地面積1万82m2に、地上28階・地下1階建て、延床面積12万1,727m2の高さ約150mの高層ビルを建てる計画。1~2階部分が飲食・物販店舗、4~18階部分がオフィス、20~27階部分がホテルとなる予定で、高層部のホテルと中層部のオフィスとで外装を切り替えた特徴的なデザインとなっている。
 低層部に飲食店や物販の店舗を配置して賑わいを創出するほか、隣のぴあアリーナとの間に歩行者デッキを横浜市が整備し、桜木町駅からの歩行者の流れを生かす。中層部のオフィスは、地区最大級の基準階面積を誇る。

 設計は鹿島建設が担当し、施工は鹿島建設・(株)フジタ・馬淵建設(株)・大洋建設(株)のJV。

運河越しに、新港地区から中央地区を望む
(左から5つ目の建物:横浜ランドマークタワー、右奥:ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル)

(つづく)

【石井 ゆかり】

(後)

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