2024年04月19日( 金 )

新型コロナウイルスの感染拡大続く

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【表1】を見ていただきたい。全国(47都道府県)の新型コロナウイルス感染者の順位表である。
~この表から見えるもの~
◆全国(47都道府県)の7月7日(午前0時現在)の感染者は、前日比+173人の19,487人。
・空港検疫などを含む国内感染者は前日比+176人の19,998人。
◆1位は東京都。7日に102人の新規感染が確認され、7月3日から5日連続で100人超となっている。1週間の増加数は696人。シェアは6月30日比+1.24%の35.24%。1日当たり感染者数は98.1人。
・2位は大阪府。前日比+8人の1,893人で、1週間の増加数は65人。シェアは-0.36%の9.71%。
・3位は神奈川県。前日比+11人の1,595人で、1週間の増加数は126人。シェアは+0.09%の8.18%。
・4位は北海道。前日比ゼロの1,277人で、1週間の増加は27人。シェアは-0.33%の:6.55%。
・5位は埼玉県。前日比+16人の1,252人で、1週間の増加数は133人。東京都以外ではトップの増加数で、シェアは+0.26%の6.42%。
◆6位は千葉県。前日比+9人の1,014人で、1週間の増加数は64人。シェアは-0.03%の5.20%。ここまでが感染者が1,000人以上となっている。
・7位は福岡県。前日比+1人の878人で、1週間の増加数は32人。シェアは-0.16%の4.51%と減少に転じたのは、福岡市と北九州市の夜の街の集団感染が終息したことによる。
・8位は兵庫県。前日比+4人の716人で、1週間の増加数は11人。シェアは-0.21%の3.67%。
・9位は愛知県。前日比+2人の530人で、1週間の増加数は3人。シェアは-0.18%の2.72%。
・10位は京都府。前日比+3人の404人で、1週間の増加数は25人。シェアは-0.01%の2.07%。
◆11位の石川県以下で前日比プラスは4県で17人。内訳は鹿児島県(12人)、茨城県(3人)、奈良県・山形県(1人)。鹿児島県の大幅な増加は夜の街の集団発生が要因。前日比ゼロは33県となっている。

【表2】を見ていただきたい。全国9地方の新型コロナウイルスの感染者推移表である。
~この表から見えるもの~
◆1位は関東地方(1都6県)。新型コロナウイルスの感染者は7月7日現在、前日比+141人の11,156人。1週間の感染者数は1,045人。全国シェアは6月30日の55.71%から+1.54%の57.25%で、半数を超えている。そのうち東京都が35.24%で、全国の1/3以上を占めている。
・2位は近畿地方(2府4県)。感染者は前日比+16人の3,274人。1週間の感染者数は103人。シェアは6月30日比(以下省略)-0.66%の16.80%。
・3位は中部地方(10県)。感染者は前日比+2人の1,710人。1週間の感染者数は15人。シェアは-0.56%の8.78%。
・4位は北海道地方。感染者は前日比ゼロの1,277人。 1週間の感染者数は27人。シェアは-0.34%の6.55%。小樽市の夜の街の集団感染が終息したことが要因。
◆5位は九州地方(7県)。感染者は前日比+13人の1,180人。1週間の増加数は133人と関東地方につぐ増加となっている。福岡市中央区(中洲の会員制スナック)と、鹿児島市(天文館にあるショーパブ)の夜の街の集団感染が要因。シェアは前月末比+0.29%の6.06%。
・6位は東北地方(6県)。感染者は前日比+1人の296人。1週間の増加数は8人。シェアは-0.07%の1.52%。
・7位は中国地方(5県)。感染者は前日比ゼロの262人。シェアは-0.08%の1.34%。
・8位は四国地方(4県)。感染者は前日比ゼロの190人。ゼロが1週間以上続いている。シェアは-0.07%の0.98%と1%を割っている。
・9位は沖縄地方。感染者は前日比ゼロの142人。シェアは-0.05%の0.73%。4月30日以降はゼロが続いている。

【表3】と【表4】を見ていただきたい。福岡市と北九州市の感染者推移表である。
~これらの表から見えるもの~
◆7月7日午前0時の時点で、福岡市の感染者は前日比ゼロの406人。北九州市は前日比+1人の252人で計658人。福岡県の感染者は前日比+1人の878人で、両市が74.94%と3/4を占めている。
◆集団感染を見ると、福岡市は4月に集中しているが、北九州市は4、5、6月にわたって発生しているのがわかる。商業都市と工業都市の違いなのかもしれない。

<まとめ>
九州は数十年に一度の集中豪雨に見舞われ、7月4日、熊本県では河川が氾濫し大きな被害が出た。7日午前、本稿執筆中に、筑後川の上流・中流で氾濫が発生しているとの速報が入った。6日午後4時30分に福岡県・佐賀県・長崎県に、レベル5の「大雨特別警報」が発令されていたが、「大雨警報」に切り替えられた。しかし、明日にかけても大雨が予想されており、避難先で新型コロナウイルスによる集団感染が発生しないことを願うばかりである。

【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】

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