2024年04月16日( 火 )

九州の主要流通企業20年2、3月期の経常利益ランキング

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 2, 3月期決算の九州の主要流通企業18社の経常利益率を調べたところ、前年度から上昇したのは6社(イオン九州、ナフコ、タイヨー、エフコープ生協、エレナ)と3分の1を占めた。3分の2が消費増税後の需要不振と競争激化で収益性が低下した。マックスバリュ九州は増益だったが、販管費の伸びも大きく、利益率は0.02ポイントとわずかだが悪化した。

 2%を超えたのは7社で、1~2%未満が5社、1%未満が6社。

 最高はタイヨーの5.10%で前年度からわずかに改善した。チラシ特売の再開で売上が増加に転じたものの、粗利益率が悪化、販管費を減らしたことで前年度並みを確保した。赤字店舗ゼロという高収益経営を誇る。

 ナフコは減収だったが、赤字店舗の縮小で利益率を改善した。

 トライアルは0.86%と1%を割り込んだ。本社の粗利を削り子会社に回しており、小売子会社の稼ぎがわからないと実際の収益力は見えてこない。

 サンリブは0.34%とわずかに悪化した。分母の売上高にテナントが含まれており、直営だけではもっと高い。

 0.17%と18社中、もっとも低いトキハインダストリーは減収に経費削減が遅れた。

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