2024年03月29日( 金 )

中国の新車販売が急回復!トヨタは2カ月連続で単月販売台数の過去最高を更新!

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 中国自動車工業協会は7月10日、6月の新車販売台数が、前年同月比11.6%増の230万台だったと発表した。新型コロナウイルスによる影響が落ち着き、3カ月連続でプラスとなった。

 新型コロナウイルスの感染拡大が深刻だった2~3月の販売は大きく落ち込んだが、4月以降は、政府のインフラ投資拡大でトラックなどの商用車が大きく伸びた。さらに、購入補助金の支給、大都市で実施していたナンバープレートの発給制限の緩和などで乗用車も持ち直している。

 6月の内訳を見ると、乗用車が同1.8%増の176万4,000台。経済活動の再開で需要が高まる商用車は同63.1%増の53万6,000台となり、1~6月の累計でもプラスに転換した。

 日系メーカーでは、トヨタ自動車(株)が、6月の新車販売台数は同22.8%増の17万2,900台。3カ月連続で前年同月の実績を上回り、単月販売台数は5月に続き2カ月連続で過去最多を更新した。日産自動車(株)は同4.5%増の13万6,929台、マツダ(株)は同7.3%増の2万1,002台となった。
 トヨタ、日産、マツダの3社が前年同月比で3カ月連続のプラスを確保したのに対して、湖北省武漢に拠点を置く「東風本田」の不振が響いたホンダは同4.1%減の14万2,363台となった。

 中国の今年1~6月累計の新車販売台数は、前年同期比16.9%減の1,025万7,000台。中国自動車工業協会は、2020年通年の販売について、国内外の感染拡大が抑制された場合で前年比10%減、海外で流行が続くと同20%減になる見通しを表明した。国内経済が弱含んでいるため、マイナス成長になると見込んでいる。

【TMS】

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