2024年03月28日( 木 )

行政・企業・住民をつなぐ九住協が新体制~新理事長「コロナ禍には最善の施策を」(後)

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(一社)九州住宅産業協会 理事長 橋本 大輔 氏

 国および地方公共団体の住宅・宅地政策に協力し、宅地の円滑な需給を図るため、宅地政策を促進するとともに、宅地造成および住宅建設などに関する事業の健全な発展を図り、もって社会福祉の増進に寄与することを目的とする事業者の団体である(一社)九州住宅産業協会(以下、九住協)。155社の会員を抱える九住協は5月14日、2020年度の定時総会をANAクラウンプラザホテル(福岡市博多区)で開催した。第11代目理事長には、10年にわたり副理事長を務めてきた橋本大輔氏((株)ファミリー・代表取締役)が就任した。

 ――最後に、マンションデベロッパーに求められる社会的役割とは、何だと考えますか。

 橋本 マンションデベロッパーの社会的役割は「まちづくり」です。まちを知り、まちに住まう方々の快適な生活を想像し、より良い商品企画に努めます。マンション事業を通じて、人々のコミュニティや生活の基盤となるまちづくりを行い、より豊かな社会形成の一助となることが、マンションデベロッパーに求められる社会的役割であると考えます。

 マンションデベロッパーの経営者としても、九住協の理事長としても、改めて九州の住宅産業の発展という使命を全うしていく所存です。


新執行部を支える5名の副理事長

中島 伸一郎 (九州三共 会長)

 橋本理事長は、コロナ禍という特別な状況で就任されました。橋本理事長は着実に課題に向き合う方ですので、このような状況でも、前向きに着実に解決に向けて動いていただけると期待しております。経済活動が滞っているこのような状況だからこそ、理事長としては協会にも喝を入れていただきたいですね。

原田 透 (えんホールディングス 社長)

 今期から、橋本理事長にご推挙いただき、総務部会長に就任しました。橋本理事長をリーダーとする新執行部を副理事長、そして総務部会長として支えてまいります。また、協会を通じ業界に貢献していきたいと思っております。

坂口 剛彦 (ディー·アンド・エイチ 社長)

 前期に引き続き、副理事長を拝命いたしました。戸建部会長としても、微力ながら職責を全うしてまいります。所属する戸建部会を代表して他の部会との連携を強化し、住民、行政と住宅産業界をつなぐ架け橋となるべく、橋本理事長のもと職責を全うしてまいります。

金子 幸生 (日建建設 社長)

 橋本理事長は、経営者としても九住協の役員としても大先輩であり、しっかりとしたビジョンをお持ちの方です。この度、9期目の研修・広報部会長を拝命しました。副理事長、そして部会長として、協会や業界の発展に尽力してまいります。

塩山 耕起 (アルバクリエイト 社長)

 この度、副理事長に就任させていただきました。新執行部では、単独の会社ではできないプロジェクトに取り組む体制を整えていければと思っています。執行部や各部会、会員それぞれに足りない部分を補いながら、福岡の発展に寄与して参る所存です。

(了)

【永上 隼人】


<INFORMATION>
(一社)九州住宅産業協会

理事表:橋本 大輔
所在地:福岡市博多区博多駅前2-11-16 第2大西ビル6F
TEL:092-472-7419
FAX:092-475-1441
E-mail:info@kyujukyo.or.jp


<PROFILE>
橋本 大輔
(はしもと・だいすけ)
1956年5月、熊本県出身。福岡大学法学部卒。大手マンションデベロッパーを経て、92年9月に(株)ファミリーを設立し、代表取締役に就任した。(一社)全国住宅産業協会の理事も務め、「令和元年春の叙勲」で黄綬褒章を受章した。

(中)

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