2022年07月06日( 水 )
by データ・マックス

第一生命が詐欺容疑で『実録 頭取交替』登場の元社員を刑事告発 (4)

 『実録 頭取交替』(講談社)を発刊したのは、今から約6年前の2014年10月15日。下記は、(株)データ・マックス代表取締役の児玉直氏が2017年1月2日の「コダマの核心レポート」で、『実録 頭取交替』が出来上がるまでの経緯を語った記事だ。誉め言葉の部分は話半分として読んでいただきたい。

溶けて溶けてどこへ行くの? 我々には覚悟はあるか(2)~突破力でしか生き残れない(前)

 自力でしか生き残っていけないのならば、各人が際立った突破力を持たないと生き延びることはできない。この真理はわかっているが、凡人は道を究めることを途中で投げ捨てる。
 筆者の仕事関係から、突破力を有した傑物を紹介する。

銀行マンが執筆者に変身・浜崎裕治

 浜崎裕治氏は現在71歳。山口銀行を取締役で終えた。専務までは上り詰めるタマであったのは間違いない。山銀には、田中耕三という独裁相談役が君臨していた。この人物の私物化運営に異を唱えた取締役グループの存在があった。浜崎氏が、その一端を担っていた取締役であったのだ。田中耕三氏は労担として銀行にスカウトされた。だから争い事には長けている。田中氏の巧妙な画策により、取締役会議で正義派は一掃された。そして浜崎氏は銀行を去ることになった。ここから同氏の第2の人生・執筆者への道が始まった。

 銀行を辞めて5年間は、民間企業に在籍していた。しかし、満足いかない。「どうしても銀行クーデターを小説化したい」という切望感が高まってきた。筆者と浜崎氏とは、山口銀行博多駅東支店営業開拓担当で活躍していた1977年からの付き合いである。浜崎氏から「Net IB-Newsに記事を書かせてくれ」という要請があった。「それならば実録をネットで連載しろ!!」と切り返した。そして連載が始まった経済小説「維新銀行」は1年と2カ月続いた。そのころの文章力は下の下。デスクから赤ペンで書きなぐられたものだ。ただし、資料収集には緻密な一面を発揮していた。

 1年2カ月間の経済小説「維新銀行」を連載していくにつれて、文章力も上手になっていった。そしてついに14年10月に「実録 頭取交替」(講談社)のタイトルで、出版の運びに漕ぎつけた。実売1万3,000冊となった。ただ悔やまれることがある。5年前に売っていれば、5万部に到達していただろう。

 浜崎氏は現在、金融アナリストとしてNet IB-Newsで腕を発揮している。おそらく今後、加速化する九州地方銀行の統合・再編の見通しは、同氏の予測通りになるであろう。2017年中には、小説第2作発刊の運びとなるだろう(注:原文を一部変更・修正)。

<まとめ>
 児玉社長が「2017年中には小説第2作発刊の運びとなるだろう」と記述していたが、残念ながら発刊していない。しかし、山上正代の名で登場する正下文子が詐欺事件で刑事告発されたことから、『実録 頭取交替』が再び売れ出したとの知らせが届いている。先週は新聞社、テレビ局、週刊誌の記者らへの応対に忙殺されたが、今後も正下文子が「天才的なペテン師」だったことを訴えて、被害を受けた方々のために微力ではあるが、お手伝いをしていきたい。

(つづく)

【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】

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