2021年12月05日( 日 )
by データ・マックス

【スクープ/第一生命多額詐取事件】詐欺行為は30年以上前から 4億円以上だまし取られた女性も~第一生命が詐欺容疑で『実録 頭取交替』登場の元社員を刑事告発 (11)

 生命保険業界で国内大手の第一生命の元社員が、複数の顧客から約19億円をだまし取ったとされる事件で、第一生命が発表した被害状況に誤りがあることがわかった。

 多額の現金を詐取した疑いがかかっているのは、第一生命の営業社員だった正下文子被疑者(89)。正下被疑者は、自身を第一生命の「特別調査役」と自称し、高金利の特別運用を任されているともちかけるなどして顧客から多額の金銭をだまし取っていた。

 正下被疑者の顧客だった女性がだまし取られたのは、現金約4億2,000万円(金利込み)。夫が設立した法人を約50年前に売却した際の利益に加え、夫が亡くなった際の保険金、さらに自宅を売却した資金など、合計4億2,000万円を正下被疑者に渡していた。

 第一生命は、正下被疑者がだまし取った総額は「約19億円」で「1人あたりの被害額は数百万~2億8千万円」、詐欺行為をはたらいていた期間は「約10年」と発表していた。

正下被疑者が被害女性と交わした「借用証書」など。
約30年前の〈平成3年10月16日〉の日付が入ったものも

【特別取材班】

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