第一生命が詐欺容疑で『実録 頭取交替』登場の元社員を刑事告発(31)
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筆者が執筆した『実録 頭取交替』(講談社、2014年10月)は当Net IB Newsで12年3月22日から連載した経済小説「維新銀行」が基になっている。
『実録 頭取交替』が出版された経緯について
データ・マックスは『実録 頭取交替』が出来上がるまでの経緯を以下のようにコメントしていた。■2019年10月16日 17:02
今から約5年前の10月15日、講談社から『実録 頭取交替』が出版された。Net IB Newsに2012年3月22日から経済小説「維新銀行~第一部 夜明け前(1)」の掲載を開始したことが本になるきっかけだった。連載は2013年5月24日までの1年2カ月におよび230,311字の長編小説となった。「維新銀行」の著者は仮名の「北山譲」だったが、執筆者の実名は弊社顧問の浜崎裕治氏である。弊社社長・児玉直と浜崎氏は30数年来の親友であることから、この「維新銀行」を何とか小説として出版しようと児玉が動き、講談社からの発刊が決まった。
ただし、条件が付いた。主人公が堀部正道では面白くないので、主人公は甲羅万蔵に、また1冊の本とするため、8万字程度に書き換えることを求められた。
そのため浜崎氏は6カ月かけて「維新銀行」を書き換えた後、いくらかの修正をし、題名も『実録 頭取交替』に変更され出版されることになったという。その後、2017年8月17日に講談社α文庫から文庫化されている。
第一生命の保険外交員の金融詐欺事件発覚について
『実録 頭取交替』では、主人公の甲羅万蔵と親しい第五生命の山上正代保険外務員が裏で糸を引く、甲羅派と谷野派との攻防を描いている。谷野頭取は、甲羅が頭取時代に積み上げた不良債権処理のため赤字を計上し、第五生命の山上との癒着の是正を進める。
それに対して、甲羅相談役が頭取時代に役員に引き上げた組合幹部出身者たちが甲羅派を構成していた。両派の攻防は、甲羅派が役員の過半数を制し、谷野頭取を1期2年で更迭して決した。
その頭取交代劇に登場する山上こそ、金融詐欺で第一生命に懲戒解雇され、告訴されている正下文子本人である。金融詐欺事件を初めて発表した10月2日時点より被害者は3人増え計24人。被害額は9,200万円増の計19億5,100万円となっており、今後も増加することが予想されている。<まとめ>
先週の初めから今週にかけて多くのマスコミ関係者が我が家に押しかけてきて多忙な毎日であった。ある関係者によると、被害者の弁護士から「来週前半にもマスコミ関係者を集めて被害状況を公表する予定」と聞いているという。発表を待つことにしたい。(つづく)
【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治
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