2024年04月26日( 金 )

福岡から全国へ~トレーニング施設と鍼灸整骨院の融合施設

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 「スポーツを通じて日本の未来を元気にする」という理念を掲げる複合型スポーツ施設「プライドベース」が11月1日、福岡市東区にオープンした。ミニサッカーなどの多目的フィールドやトレーニングスペース、セミナールームが充実し、整骨院を融合させた施設だ。

 コーチやトレーナー、鍼灸師らのスタッフ陣も各分野のエキスパートがそろい、本格派アスリートのパフォーマンス向上に最適な環境だ。運営企業である(株)アイズ・カンパニー代表取締役会長・園田明氏は、なかでも「すべての地域住民の健康サポート」を目指している。

多目的フィールド
トレーニングスペース
セミナールーム

すべての人の健康に役立つと決意

園田 明 氏

 園田氏は、高校時代にインターハイでも活躍した元有力バスケットボール選手。地元・奄美大島に戻り、子どもらを指導するかたわらでバスケットボールのユニフォームメーカーを起業し、離島のハンディを知恵でカバーし、画期的な商品を提供して大ヒットを飛ばし、国内有数のメーカーに育てた。

 園田氏は、このことを地域に還元すべく、少年チームの支援など社会貢献に打ち込んできたが、あるとき「自分には何も見えていなかった」と気づかされる。縁があった障がい者スポーツチームのプレー環境が厳しすぎたのだ。園田氏は、幼少時のいじめや貧困を乗り越えて成功をつかみ、社会的弱者の辛さは誰よりも知っている自負があった。この出会いから、以前にも増して障がい者福祉などの社会・地域貢献に力を注いでいる。「プライドベース」では、お年寄りや運動が苦手な人も全力でサポートする。

コロナ禍に打ち勝つ施設を全国へ

鍼灸整骨院

 「プライドベース」はスタッフや施設が充実しているため、目的や体力、年齢に応じたメニューを提供している。なかでも、バスケットボールの指導をしてきた園田氏を悩ませてきたのは、スポーツに熱中するあまり、気づかぬうちにケガを負ったり、重症化させてしまう例が多いことだ。

 「プライドベース」では、スタッフが異変に気づくと整骨院の受診を勧め、ケガやその重症化を診察・治療で未然に防ぐ体制を敷いた。加えて、各人の状況に応じてメニューやセミナーを提供することで、ケガの予防や再発を防ぐこともできる。

加治 学 氏

 コロナ禍にともなう人々の運動不足による体力低下が社会問題化しつつある。「プライドベース」では会員が安心して通えるよう換気設備を強化し、スタッフは地域住民の健康づくりを支える決意を強めている。

 アメリカ・カリフォルニアでスポーツを学んだ(株)プライドラン代表取締役社長・加治学氏は、「アメリカには、カイロプラクティックや栄養学、メンタルトレーニングと融合したスポーツ施設があるが、我々のスタイルのような複合型スポーツ施設は、国内初ではないか」と胸を張る。「プライドベース」は福岡から九州、全国へ拠点を拡大していく方針だ。


<COMPANY INFORMATION>
(株)プライドラン

所在地 :福岡市東区和白丘2-11-14
電 話 :092-692-6480
FAX :092-692-6481
営業時間:午前10時~午後10時00分
定休日 :不定休
URL :https://www.priderun.net/

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